たま〜に日記

2002.05.22 生まれて初めて歯を抜いた。



夕方16時、遂に歯を抜いた。

数日前から右ほっぺの内側奥が腫れて炎症を起こしていた。
原因は解っていた。親不知がほっぺを傷つけているのだ。
私は親不知をまだ全部持っている。そのうちの右上だけがほっぺ側に出てきているのだ。
親不知が出る時は痛みが伴うって、よく話に聞いていたが私のその歯は全く痛まずに出てきていた。
後の3本はまだ埋没のまま、姿を現せていない。

時々治療をやってもらっている三浦歯科医院の三浦先生(私のラケット仲間)に親不知が虫歯に
なってきているのでいずれ抜くよって言われたのが昨年末頃。
私としては抜きたくなかった。みんなが言う「トンカチで歯を叩き割って抜くし抜いた後も1週間くらい
腫れて大変よ〜」って話を聞かされていたからだった。
「じゃ、虫歯がひどくなって痛みが出たら抜こうね」って事で話がついていた。

そして遂に数日前、ほっぺが擦れて炎症を起こした。
炎症が治まってから親不知を抜くべきか、今すぐ抜くべきか・・・
取りあえず相談しようと思い歯医者さんの電話番号を回した。
先生曰く「とりあえず見てから決めよう。ジムが終わってから来てね」って。
ラケット仲間は「トンカチで歯を割ってペンチで抜くよ」って脅す。(笑)
夕方お腹を空かせたままジムを終えた私は早速歯医者さんへ。

幸いにも待ち時間無しで診察してもらった。
ほっぺの内側の炎症を見て「これは痛かったね〜深く傷ついているよ。」って。
歯を抜くタイミングの時期を相談した。
先生が触るだけでも炎症の箇所が飛び上がるくらい痛いのに今抜いたらさぞ痛いだろうな〜って聞いたら
「麻酔が効いてると炎症の痛みも消えてるから早く抜いた方が原因を取り除けるよ」って回答。

「じゃ〜抜く」って答えたら「今から抜くよ」って言われた。
今日は相談だけで後日抜くのかと思ったら今から抜くって言われ心の準備が出来ていなかった。
ラケットボールの話をしながら、「田辺さんは乳歯以来一度も歯を抜いた経験が無いんだよね〜?」って
言われ、あっそうだ、初体験なんだって思ってしまった。

麻酔の注射を打たれながら身体が緊張している。遂に抜歯が始まった。
ほっぺの痛みは出ず、横向いて生えている歯を抜くのは大変だろうな〜って思いつつまな板の鯉。
数分後、抜けたよ〜の声で目を開けた。
あれ〜もう終わったの?って感じで拍子抜け。トンカチが出るわけでもなく引っ張られる感覚もなく・・
歯を見て驚いた。でっかい。親不知ってこんなにでっかいんだ〜

止血のためコットンを詰めしばらく休む。「夜までダラダラと少しずつ血が出るけど、
食べ物が詰まっても気にしなくて良いよ」って言われた。
ぽっかり空いた傷跡を縫うことはしないらしい。内側から肉が盛り上がるからねって言われた。
うがいしても麻酔が効いてるのが奥歯のため唇の感覚は平気のままだった。

私が抗生物質を飲みたがらない事を知っている先生はこの場合は飲んだ方が良いからって1日分だけ
4錠の抗生物質と痛みが出た時用の薬3錠を出してくれた。
抗生物質を飲みたがらない理由はこの日記の『スティーブンス・ジョンソン症候群について』を見てね。

自宅に帰り早速言いつけ通りに抗生物質を飲む。
麻酔が切れたら痛みが出るかもしれないけど・・って事だったが今現在痛みは無い。
傷口がむき出しのままなので飲み物は水だけにした。ところがお腹が空いて仕方がない。
さすがに耐えきれず抜歯5時間後に食べた。と言っても最後に食べてから10時間経ってるし
その間にハードな運動もしてるし・・って自分に言い訳。

話に聞いていたのよりはるかに抜歯がラクチンだった私って運が良かったのかな〜
やっぱり先生の腕が良かったんだ〜〜

教訓・・抜歯の前にはしっかり食事を摂っておこう。