自粛的自画像

2020年05月05日  写真一枚でこんな事を考える!


今年の遺影用写真!


「周りに浮かぶこれがコロナウイルスだ!」

一枚の写真を観て、その奥にあるストーリーを妄想することってありませんか?

4月13日の夜、娘が突然「おとうさん!写真取らせて!外に行くよ!」と風雨が強く寒いのにも関わらず敷地内の駐車場へ引っ張り出されました。一体何を考えているのだ?と訝しく思いつつも付き合ってみると・・・。車の中からストロボを引っ張り出し、あれこれセッティングを始めました。えええ???なにすんの?

娘はスタスタと雨降る中を歩いて、路上に小型ストロボをセットし、さらにスタンドに取り付けたストロボに細めアンブレラをセットし・・・。「ここに立って!」と指示されました。なるほど、路上に置いたストロボは逆光を作るためですね。スタンドのストロボは顔の半面を照らすもののようです。大まかな狙いが見えてきたので、適当に表情を作ってみました。しかし、寒い上に雨に濡れているので「おいおい!寒いよ〜!」と文句たらたらの私でした。当然眉間にシワが寄りますよね!

撮影自体は1分ほどしかかかりませんでしたのですぐに撤収。部屋に戻って娘はMacに取り込んで処理をし始めました。そして出来上がったのが上の画像でした。想像していたものとは違って、雨粒がかなり幻想的なバックを作り上げていました。雨中を狙ってこれをやりたかったようですね。なるほど。毎年、これが最後の写真と思うような「遺影」の準備のための写真を撮ってもらうのですが、この写真をそういう使い方するのも面白いかなあと・・・。穏やかではない表情の「遺影」もありかね?なんで妄想したりします。

実は、柔らかい表情も作って撮ってもらったのですが結局はボツ。このシチュエーションでは厳しい表情のほうが似合っている感じです。さて、なぜこんなイメージの写真ができあがったかというと・・・娘は現在、プロとしてカメラマンをやっているのですが、その仕事の多くが「コスプレイヤー撮影」なのです。本格的なコスプレイヤーたちの作り込んだ世界感を撮影しているのです。その世界では結構人気があるカメラマンのようですがね。その延長線上で父親を撮影してみたかったのでしょうね。

此処から先は私の妄想ですが。 このような写真を見ると、その先にあるストーリーとかセリフを思い浮かべることはありませんか?

医療ドラマ風「私、自粛に失敗したので・・・周りに浮かぶこれがコロナウイルスだ!」

SF映画風「これから新コロナ以前に戻って、原因を断ってくる!」

STAR WARS風「I’m your New Corona!」

ミステリー風「そうだったのか・・・やはりお前が感染源だと・・・」

サスペンス風「私が感染者だとなぜ思うのだ?」

時事ネタ風「なぜ私の家にマスクは届かない!」

関西風「新コロナがもうすぐ終わる言うてるで・・・しらんけど」

時代劇風「その方が申しておった古炉奈とはこれのことでござるか?」

橋田ドラマ風「母さん!自粛したってしょうがないじゃないか!」

学園ドラマ風「おいお前ら!絶対家から出るんぢゃ無いぞ!先生見てるからな!」

などと暇に任せて書いてみたけどなんとなく虚しい感が残りますねえ。 じつは、やるべき事やヤリたい事は山ほどあったはずなのに、ほとんど手つかずで2か月過ぎたってのもその虚しさの原因でしょうねえ。ある程度強制された労働がないと人は動かないのかもしれません。久々に仕事をしたいと思い始めた「こどもの日」でありました。


本日の結論
孫たちとついつい一緒になっておやつ食べる毎日だけど、血糖値は正常ですよ!

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