孫連的林檎狩

2019年11月04日 安らぎの時を片品村で!


笠松さんと二年ぶりの再会


「満天の星々が迎えてくれました」

二年ぶりに、群馬県利根郡片品村の笠松邸へ出かけました。素敵なログハウスです。
今を去ること22年ほど前、笠松邸が完成間近の頃にご主人の笠松さんと仕事上で知り合いになり、依頼されて完成直後の披露パーティーで私が料理を振る舞うことになりました。約100名分の食事を三日三晩作り続けましたね。それ以来、度々訪れてはシェフとして皆さんへ料理を提供していました。私自身がプロの料理人であるはずもなく、ただ思いつきでその場にある材料だけで皆さんの腹を満たしていたのですが、それでもありがたがられました。

その料理人としての笠松邸での地位は長年続きましたが、同じ頃、近所のリンゴ農園「片品林檎亭」のご主人「星野」さんが「林檎の樹のオーナー制度」を開始した為、笠松さんが早速オーナーになりました。「林檎の樹のオーナー制度」は春先にお金を払って林檎の樹一本を指定して一年間育ててもらうというもの。オーナーは収穫だけがノルマです。これが楽しいのです!一本まるごと自分の林檎ですから。

しかし、これは農業です。その年の気候や台風によって収穫量が違ってきます。一番多かったときは85kgの収穫でした。一番辛かったときは、夏場に雹が降って殆どの林檎に傷が出来たときでした。それでもそんな自然の影響を楽しんでいましたね。私を含めたいつも遊びに行っている面々も次々にオーナーとなりまして、毎年リンゴ狩りの季節である10月末から11月頭にかけて笠松亭に集合し、みんなで助け合いながらリンゴ狩りをして片品林檎亭で林檎豊作祭りを楽しんでいました。

ところが、2005年に私が鬱病になり何もできなくなってしまいました。車の運転が怖いので片品村まで出かけることができず、足が遠のきました。長年、笠松邸に足を運ぶことが出来ず、その後林檎亭の多くの林檎の樹に病気が発生してオーナー制の維持が難しくなって中止となってしまいました。


片品林檎亭ご主人星野さん


そして今年のこと。孫たちは林檎が大好きなので林檎狩りにつれていきたいと思い始めました。2週間ほど前、まずは笠松さんに相談してログハウスへ宿泊する許可をいただきました。次に、片品林檎亭の星野さんに相談したところ「もう林檎狩りはやっていなけれど、田辺さんなら特別にいくつかの樹を指定して林檎狩りが出来るようにしましょう!」と受け入れてもらえることに。孫たちに伝えると大喜びでした。

後は天気の心配です。幸いにして雨の予報は消え、11月1日深夜に自宅を出発。孫三人と母親、私と妻の六人での車移動。笠松邸に到着したのは11月2日01時過ぎでした。晴天で空を見上げると満天の星。雲が全くなくスッキリと晴れ渡っていました。孫たちは興奮していて02時過ぎまで寝ようとしませんでしたがね。

翌朝、雲ひとつ無い青空!10時に片品林檎亭へ到着。星野さんのお客対応の手が空くのを待って林檎狩り開始です。孫たちは初めて見るたわわに実った林檎の気を見て大はしゃぎ!すぐに林檎をもいで試食開始です。今回食べたのは「シナノゴールド」「ぐんま名月」「スリムレッド」「陽光」の四種類。「陽光」は長年林檎狩りで食べていた品種なので大好きですね。カリッと歯ごたえ良く、バランスの取れた酸味が嬉しいですよ。孫たちもタップリ食べまくり。



12時まで楽しんだ後、もいだ林檎をたっぷり売店に持ち込み計量!さらに「ぐんま名月」は最近大人気で品薄だとか。なんとか5個を確保してもらって購入しました。私の実母や、妻のお姉さん宛にも林檎を発送して、林檎狩りは完了です!



 

午後からは笠松邸に戻りのんびりと昼食、そして手作りピザを焼いたり、お鍋で夕食したり、そしてワールドカップ・ラグビーの決勝戦を楽しみました。孫たちはまだまだぐずる年齢なので大変でしたがね。年に一度、こうやってみんなで出かけてリンゴ狩りを楽しむことが続けられれば彼らの楽しい記憶になるはず。孫たちが成長しもう少しいうことを聞くようになればもっと楽に楽しめますよね。

私自身も久しぶりに環境の違う場所に行けて精神的に落ち着くことが出来ました。やはり旅は人生に必要なものなんですね。


本日の結論
もぎたて林檎は美味しいね!

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