妄想的無宗教

2018年07月06日 あの日は自宅でニュースを見ていた!


1995年3月20日 この日も自衛隊が活躍していた!



「矛盾だらけでバカバカしくなって」

普段は政治的な発言や宗教的な発言をしない私ですが、本日はちょっと書いてみます。書いてみないと内容がどうなるかは自分でも分からないのですが、本日はなにか書きたい衝動に駆られました。読む方によっては不快になるかもしれませんが・・・では始めましょう。

私の起床時間はかなり遅めです。ほぼ毎日9時頃ですかね。ただし、目覚めるのは5時頃が多くてその後はダラダラとベッドの上に寝転んだまま、iPadで映画を見たりニュースを読んだりしています!そんな今朝のこと。8時頃に次々と携帯から着信音が鳴り始めました。ニュース配信の合図です。どれどれと確認してみると「麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚の死刑が執行された」とのニュースでした。あああ・・・ついにそうなりましたか・・・。

その後も次々にオウム事件で死刑判決を受けていた彼等が処刑されたとのニュースが聞こえてきました。午前中には7名の死刑が執行されたと報道されていて、一気に事件の終結がやってきた感がありました。各地の刑務所に分散させられた残りの死刑囚たちも遠くないうちに処刑されるのでしょうね。

1995年3月20日の地下鉄サリン事件当日、あなたは何していました?この日は世間的に休日でしたので、私も自宅でのんびりしていました。そして、朝っぱらからあの事件の大々的な報道に接したわけです。驚きました!そのニュースの内容だけでなく、その状況にビックリしました!なぜなら・・・。

当時私は、通産省の仕事を請け負ってあるコンテンツを作っていました。打ち合わせで霞ヶ関駅に行くことも多く、中目黒駅から日比谷線で霞が関駅に向かうことが度々あったのです。後々詳細がわかるに連れ、ゾッとしてきました。犯行のひとつのグループは日比谷線中目黒駅から乗り込んですぐにサリンの袋を破壊しました。これは霞が関駅に向かう人々をターゲットにしていたと言うのです。最終的には霞ヶ関駅自体をターゲットにしていたようですが。

すでに書きましたがこの日は休日でしたので、私は被害に遭うことはありませんでした。ただ、犯人グループはこの日が休日であることを忘れていたため、被害が少なくて済んだようです。と言っても大きな犠牲が出ましたが・・・。平日であればもっと甚大な被害と混乱が引き起こされていたのでしょうね。

宗教という名を借りたテロ集団であった彼等は「洗脳による行為」という言葉で片付けられがちですが、私の考え方は少し違っています。宗教そのものがどの様なものであれ「集団妄想」にすぎないと考えます。宗教の発生を想像すると、最初はたった一人が妄想をもって拡散しただけです。個人の思い込みがそれをさせます。人類が発明した最大のものは 「神」という言い方があります。そう、誰かが最初に「神」という存在があると言い始めただけのことです。そして、自分がその神に一番近い存在であると言い始め、更に妄想を「神の言葉」として伝え始めると。

ちなみに、私は日本の神道を「宗教」だとは認識していません。宗教に必要な「経典」は存在ぜず、入信の儀式もなく、拝む対象もなくただ自然に畏敬の念を持つというマインドを尊ぶだけです。日本人としてのマインドの底流にあるものだと感じます。

アメリカのキリスト教団体で、宇宙の歴史は6千数百年だと言い張っているものがあります。ビッグバン理論から言うと138.2億年だと言われていますが・・・。では何故彼等は6千数百年と言っているのか?その団体には科学者もいると言うのに何故?その根拠は「聖書」です。聖書にある「アダムとイブ誕生」から次々にその子孫が増えて行き、その子孫たちの年齢をたどっていくと、合計でアダムとイブから6千数百年経っているという計算になるというのです。つまり根拠のスタートは「聖書」です。コレってどう考えても変では?しかも国家そのものが「聖書」を起点に運営されているというのもねえ。

「聖書」は口伝を誰かが取りまとめて書いた妄想です。妄想を根拠に時間軸を計算したと言われてもねえ。そもそも宗教は科学的根拠が示せなかった時代に頭のいい奴らが知識なき人々をコントロールするために生んだ便利な道具です。日本でキリスト教が広がらなかった理由がそこにあります。江戸時代に日本を手に入れようとその先兵としてやってきたフランシスコ・ザビエルを始めとする宣教師たちは、いずれも布教に失敗し挫折し帰国しました。理由は日本人たちの知識レベルです。当時多くの農民までもが文字を読むことが出来ました。知的レベルは高かったと。そのため、宣教師たちの話の中に矛盾を感じ取り反論攻めにしたとか。

そもそも「〇〇」を信じたら天国に行ける、信じなかったら地獄に行くという布教の仕方は矛盾だらけです。世の中には宗教が無数にに存在し、それぞれ同じようなことを言っているのです。そうなると自分が信じる宗教以外は「〇〇」を信じることはないわけですから、他宗教の信者はすべて地獄に行くと言う理屈ですね。それをお互いに言い合っているわけです。この矛盾わかります?

さらに言えば「天国」「地獄」という概念そのものがおかしいでしょ?それありきで宗教が語られますが何故あるのか?という部分を考えると、先程書いたように「知識なき人々」への「倫理観」を普及させるための便宜に過ぎません。「〇〇」をすれば天国に行けると言われればそれをする自爆テロはその典型ですね。これはテロを行わせるための便宜に過ぎません。けっして命令している奴らが自爆テロを行うことはありません。「天国」が存在しないことを知っているからです。

話を少し戻しましょう。

かつて麻原彰晃こと勝本智津夫は「空中浮遊」ができると言っていました。それを布教の武器に使っていました。しかもそれに騙されたのが有名大学の科学専攻の学生たち。地球には引力があって勝手に自分の意志だけで空中浮遊することは出来ませんが、その物理的な矛盾を何の抵抗もなく乗り越えて入信してしまうのは全く理解できません。あの写真は誰でもできる「瞬間的に飛び上がっただけ」ですからね。「超能力」という言葉のバカバカしさ。

そろそろ纏めに入りましょうか。
若い頃に「詐欺」や「宗教」などの怪しい勧誘に遭ってそれから勉強し免疫を作らないと、大人になってから騙されるのですよ。私自身も宗教団体の会合やマルチ商法の会合に行ったことがありますが、その内容を聞いていると矛盾だらけでバカバカしくなってきました。私を誘った人物にはその後コンコンと説教して目覚めさせた経緯があります。

ところで、本日上祐史浩氏は堂々と記者会見をしていましたが、彼自身は何も問われなくて良いのか?当時一番表に出て世間を煽っていたのは彼でしょ?彼等の犯罪行為を「誰かの陰謀だ!」と否定しまくった挙げ句、たまたま事件当時は日本にいなかったと言う理由で現在フリーでいられるのはどうも納得行かないですなあ。

最後に念の為書いておきます。ザックリとしたことしか書けませんでしたが、私が否定するのは「宗教」そのものであって「宗教信者」を否定するものではありません。あなたが何を信じようとそれはあなたの自由ですのでね。ただ、他人を巻き込むことは止めてね!この件で私にメールを送るのも止めてね!「無宗教」という私の「宗教」ですから!


本日の結論
超能力者は超能力が存在しないのを一番知っている!!!

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