記録的情報量

2018年04月07日 USB Flash メモリの容量について!

このUSBメモリは親指ほどのサイズで 128GB です。



「1,614円で買えることが判明」

私がMacを触り始めた30年ほど前、データの単位は概ね Bit や Byte 、Kbyte そして大きくても MB でした。データの出し入れに頻繁に使っていた3.5インチフロッピーディスクの容量は最大で1.5MBでしたね。私が初めて買ったHDDは今思えば100MBにしか過ぎませんでした。Macのシステムも複数のフロッピーディスクで供給されていた時代です。

その後、徐々に扱うデータ量が増え、MOで500MBや1GBのデータが運べるようになってとてつもなく嬉しかったものです。メディアの価格も急上昇。1GBが記録できる KUBOTA のMOは2.5万円もしていました。しかも、専用ドライブが60万円。さらに故障が多いと来たもんだ!笑っちまうことに、自力で手に入れて使っていましたがね。

さて、そんな時代が過ぎて急激に扱うデータ量が増え始めました。写真や動画が簡単に自分で処理作成できるようになったので記録メディアもそれに対応するようになり、コンピュータ自体のメモリも急増。データの出し入れに時間がかかるようになってきて、データ転送に革新的な USB 規格が生まれました。

加えてデータを手軽に安価に運ぶメディアとしてDVDの利用も始まりました。しかし、世の中のデータ量はさらに増加を続け、DVD1枚の容量4.7GB に焼き付けられない場合も出てくるようになりました。もちろん9.5GBまで焼けるDVDもあるのですが・・・。一時期便利に使っていた Mac用の DVD焼付ソフト「iDVD」は気がつけば標準装備でなくなってしまいました。

やがて USB 1.1 が より早い USB2.0に代わり、2009年末から採用が始まったUSB3.0 が現在すっかり定着しています。しかし、いまもまだUSB2.0対応のメモリが沢山販売されていますね。SDにしろ、USBメモリにしろ、価格が以前に比べてかなり安くなり容量も増えてきました。そこで、気になったついでにいろいろ調べてみました。

そもそもUSB2.0とUSB3.0の転送スピードの差はどの程度あるのか?をまずはそこから知ろうと調査開始。

USBの特徴
• USBからの電力の供給が可能
• 1つのバスに仕様上は最大127台の機器を接続可能
• PCの電源が入ったまま機器の着脱が可能

USB2.0と3.0の違いは以下の通り。
• 転送速度が最大480Mbpsから約10倍の5Gbps(5120Mps)に高速化
• 供給出来る電力が500mAから900mAにパワーアップ

ううむ・・・3.0は、2.0のほぼ10倍のテータ転送スピードがあるってことですか・・・。そこで、このスピードの恩恵はどの様に受けることが出来るんでしょ?データ転送が10倍のスピードで出来るのはありがたいと思うのですが、自宅で仕事をしている分には余り体感できないありがたみですよね。私はそんなに急いで仕事してませんから。

そこで、USBメモリの場合はどうなの?と考え始めたのですよ。というのも、USB3.0対応メモリに比べてUSB2.0対応メモリはこのところやたらに安く売っているのを発見したのです。今までUSBフラッシュメモリと言えば、8GBとか16GB程度しか使ったことがなかった私ですが・・・。

ところが今年の1月末に、アメリカの友人ギタリスト Mr. Henry Kaiser 家でホームステイさせてもらった際、帰りにお土産として「CORSAIR」製の128GB FLASH メモリ USB3.0対応 をいただきました。様々なデータが容量いっぱい詰め込まれていましてとても楽しいお土産でしたね。

この128GBメモリを一度使うと、大容量の FLASH メモリ もなかなか捨てがたいなあと感じるようになりまして、いくらで買えるのかと探してみたところ、CORSAIR製のUSB3.0 128GB USB メモリはアマゾンで12,000円程度でした。なかなかの金額ですね。更に調べるとUSB2.0 の他社128GB USBメモリは2,900円程度で販売していました。

そこで考えたのです。USBメモリを使う際にそれほどスピードが必要か?ってね。というのも、USBメモリにデータを入れたまま使うことはないですよね?音データにしても動画のデータにしても、いったんPCにデータをコピーしてからPC上のデータを使いますよね?そうなると、データをコピーする時間が多少かかっても、お茶でも飲んでのんびりしていれば、コーピーは終わってしまうってことなので、3.0だろうが2.0だろうが、私が使うには実用上あまり関係ないのでは?と思ってしまったのですよ。

さて次に考えたのは、安くなっているUSB2.0対応のUSBメモリで大容量の商品を探してみようと。まずは128GB や 256GBを探してみて、上手く見つかれば512GBなんてもあれば嬉しいと考えたわけですよ。1000円程度で見つかれば嬉しいなと甘い考えで捜索開始!

こんな時はWishで探しますかね!すると突然、怪しげな商品が目に入ってきました!なになに?商品にまったく何の表示もなく、無骨なアルミ筐体でメーカー名やロゴも無し・・・。さらに防水で耐震とか。いかにも中国製の匂いがプンプン!一番驚いたのはその容量です!なんと人差し指のサイズで1TBだと!!!しかも様々な割引が効いて1,614円で買えることが判明!うそ〜〜〜!!!USB3.0対応だってか?これは・・・これは・・・。ホントかよ?「騙されても良いんじゃないか?」と悪魔が耳元で囁きはじめるのです。さらに分かったことは、256GB バージョンも有り、その価格がたったの18円しか違わないのです。こうなると必然的に 1TB を選択しますよね!


1TB USB3.0 Flash メモリ

ちょっと冷静になってみようか・・・。
大容量の1TBだとはいえ、使いみちはどうなんでしょ?まったく想定していなかった容量なので悩んでしまいますね。大容量の動画データを持ち運ぶときには使えそうですか、しかも指先程度のサイズですし。しかし、この価格ですから悩んだ時はとりあえず試してみるのがよろしいのでは?と・・・クリック!はい注文完了です!

というのも、Wish は商品に問題や不満がある場合、受け取って30日間は返品や返金要求が出来るのですよ。「お気に召さない商品をお送りして申し訳ございません。商品はそちらで処分をお願いいたします。返金処理は10日以内に完了いたします」と連絡があります。何度も返金処理の経験あり!果たして今回の 1TB USB3.0 Flash メモリ はどうなりますやら!フェイクUSB3.0で実はUSB2.0という結果も有りかも!もし、これが大正解の USB3.0 だった場合は、追加注文で数本手に入れましょうか。もし容量不足などのアウトだったら即刻返金要求を出しますよ!

ちなみに、USB3.0の簡単な確認方法はここです。
USB 3.0対応機器のコネクタの絶縁体部は1.1/2.0との区別のため青色を使用することが推奨されています。でも、推奨ってことは、必然ではないのですよね?青以外の色だった場合、どうやって確かめれば良いのかね?ううむ・・・悩むなあ・・・。ここではたと気づくことが!MacのシステムレポートでUSB端子に繋がっているデバイスのデータをチェックすれば、そのUSBメモリの正体がわかるってことですよね!何だ!簡単ぢゃん!試してみたところ、以下の画像のUSBメモリは 速度 : 最高5 Gb/秒と表示されていましたので、USB3.0対応であると確認できました!


この部分が青だとUSB3.0のようだ。

30年ほど前に私が初めて買ったハードディスクは100MBで12万円でした。USB Flash メモリ 1TB 1,614円と比較すれば驚きです!容量は1万倍となり、価格は1/91となっています。かつては1MBが1,200円 それが今では1MB が0.001614円となってしまったのですね・・・。計算は合ってますかね?

なんてなことを調べているうちに、USB3.2 という仕様があるって判明。転送速度は 20Gbps ってことですから、更に速くなっているんですね!


本日の結論
えええ!!!同じ商品で2TBのUSBメモリもあるの〜???うっへ〜!!!

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