片品的釜菓子
2017年9月24日 片品村へ久々に!


枝豆の収穫風景  大量収穫でした!


「こんな遊びも久々に面白い」

まずは、気になる前回の続編をちょっとだけ。

オランダに送ったペダルがいつまでも配達されずヤキモキしておりましたが、その後突然トラッキングページに「発送主に返送」の表示が現れて大騒ぎ。一体何が起こっておるのかわからないまま。あわてて郵便局へ行き相談し、オランダ側の管理部署の直通電話番号を調べてもらって、オランダの発注者から電話してもらいなんとか事なきを得ました。配達までに要した日数は22日間。なんでそうなるの?という展開で疲れましたよ!


笠松邸 室外ステージ リハーサル風景

さてと9月15日から18日まで、1年ぶりに群馬県片品村の笠松邸へ行ってまいりました。恒例の笠松邸ジャズ・ライブのためです。今から20年前に始まった恒例行事です。私は当初、集まる皆さんのために料理を作って欲しいと笠松さんに依頼されて三日三晩料理し続けました。毎日約100名分の料理を朝昼晩、それにオツマミに夜食までですから、助手の女子3名を従えて作りまくりました。


コスチュームも揃えたりして。

今となっては一体何を作ったのか覚えていないほどのドタバタぶりでしたね。おかげで、笠松邸では私の存在はシェフとして認識されてしまい、長年その立場が変わることはありませんでした。ジャズライブだけでなく、りんご狩りの時期にも行きましたし、春先にも遊びに行きましたね。その度に私はずっと料理番をしていました。

しかし、2005年に鬱病を発症してから急に動きが取れなくなり、片品村まで自力で行くことができなくなりました。行くためのモチベーションも無くなり、それから7年間はずっとご無沙汰してしまいました。やがて鬱が抜け2012年にはなんとか車を運転して片品村へ行けるようになりましたが、残念なことに料理に対するモチベーションがすっかり消えてしまい、現地で何一つ出来ることが無くなってしまいました。出来ることは世間話くらいのこと。座敷わらしみたいなおっさんになってしまいました。

今回の片品村で嬉しいことがありました。と言うのは、かつて私が元気な頃に持ち込んだ「釜飯の釜」がありました。これは釜飯を炊くためではなく、プリンを作ろうという試みでした。「笠松邸名物 峠の釜プリン」を定着させようとの目論見でした。ちゃんと釜飯風のラベルも作り準備万端だったのですが、私の鬱のおかげで準備段階で頓挫。日の目を見ること無く時は過ぎてしまいました。


試作の焼きプリンと蒸しプリン


その釜飯の釜を使って、女子軍団が今回プリンの製造に取り組んだのです。蒸しプリンと焼きプリンの2種類。でしたが・・・初回はプリンというよりも卵焼きに近い食感で・・・。ハッキリ言って失敗!2回めの挑戦をやってみたところ、焼きプリンはやはり卵焼き風の仕上がり。しかし、蒸しプリンはちゃんとプリンとして出来上がりました。試食の結果合格です!やっとかつての企てが実現できたのですが、かつて作っておいた「笠松邸名物 峠の釜プリン」のラベルは既にデータが消え失せていて、使うことが出来ませんでした。

そこで、片品村から帰宅後溜まった仕事をドタバタと1週間書けて片付けたあと「笠松邸名物 峠の釜プリン」ラベル・デザインに取り掛かりました。かつて作ったこともあって、悩むこともなくサクサクとデザインは完了。いったんプリントアウトして、皆さんにデザインをご披露したところなかなか好評!さらに面白い質感のクラフト紙を見つけたのでプリントしてみると、老舗の風格を持ったラベルが出来上がりました。



このラベルを実際に使うのは1年後のことですが、これによって確実に次回は「笠松邸名物 峠の釜プリン」を量産しなければならないというノルマが生まれましたね!こんな遊びも久々に面白いって感じたここ数日でしたよ。


本日の結論
一年後に皆さん片品村まで食べに来てください!

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