思考的心内部
2017年08月26日 自分についてウダウダと考えてみる。


こんな画材でも買ってみようかな・・・。


「私は存在し続けるのですよ」

今日はちょっとだけ自分の心の中を、行き当たりばったりで掘り進んで覗いてみようと。

先日、アート展を観に行った後にふと絵を描きたくなって、しばしあれこれ考えていました。具体的なものはないのですが、漠然と絵を描きたいという欲求だけがボンヤリと私にまとわりついています。しかしそれは「絵画」に限定されたものではないような気もします。なんというか・・・アートって「内から湧き上がる創作欲求を具現化したもの」ですよね。つまり、こんな形で今すぐ具現化したい!との想いをぶつけた結果、生まれるものであると。そこに政治的・商売的駆け引きはなく、利益構造もない。自分が自分に創造させるもの。といったところでしょうかね。

そうなると、何を私は求めているのか?何をやりたいのか?をハッキリさせないと具体的行動へは移れないですね。いつも作っているペダルではない何か。それとも新しいペダル?いや違うなあ・・・。何者にも束縛されず、経済効率を超えるもの。他人の評価も関係なく自分だけの世界へ埋没する創造的快感が欲しいのでしょうかね?

それは破壊かもしれない・・・という考え方もあると。破壊し再構築するのはどうなのだろうか?爆破するアート活動は存在する。しかし破壊だけで終わりではないなあ。破壊の先に何を創造するのか?が問題だよね。膨大な物量で構築されたアートが存在する。その方向性ではないのは確かだな。

音を商売にしている私がそれを否定するアートを作るとしたら?何がモチーフになるのだろう?私の音はギターを活かすための素材だから、ギターを否定するアート?となるのかね?座れない椅子を作った岡本太郎がいますから、弾けないギターを創るってこと?いや・・・それだけでは面白くないなあ・・・。ギターを破壊して再構築?ううむ・・・それってどういう作業なのだろう?そこに私の抑えきれない内なる欲求が生まれるというのかい?

ここまで考えてくると、自分の意識は破壊方向ではない気がするなあ。難しいね!かつて鬱病に突入した時は、物を作りたい欲求が湧き上がるまで2年半かかりましたからね。しばし欲求が湧き上がるまで待つとしますか!

そして欲求と言えば・・・。

この夏のど真ん中は、夏休みを利用して孫3人が当家に2週間滞在していました。6歳、3歳、1歳の3人ですから、その傍若無人ぶりには日々翻弄されました。私自身は自分の子供の子育てにほぼ参加していませんでした。まっとうに子供を育てた記憶が無いのに、この年になっていきなり3人が長期間滞在し続けるというのは驚異的体験でした。

幼い子供達ですから「欲求」がストレートです。「アイス〜!」と叫ばれて一人に与えると次々に他の二人も「アイス〜!」状態。コレを日に何度も繰り返すと。偏食も激しく、あれ食べないコレ食べないで、メインはいつも「卵かけご飯」1歳の孫の果てしない食欲には驚くばかり。泣く、わめく、走り回る、切り刻む、壊す、こぼす、iPad で Youtube 観てていつまでも寝ない・・・。ずっと対応していた妻はグッタリ疲れて切ってしまいました。

いったんこの孫嵐が過ぎ去ってみると、私にとってはかなり貴重な夏の経験ではなかったのだろうかと思えるようになりました。私は子供の頃から幼児に接する機会はなく、実娘以外の子供ともほぼ接することもなく生きてきました。娘さえ余り遊んだ記憶もなく、世話をした記憶もないのですよ。ずっと子供と動物が苦手という性格は変わらなかったですね。

ですが・・・今回の経験で子供に対する感覚が変わったというか、日々、抵抗感がかなり変化していくのを感じました。自分の孫なのにと思われるかもしれませんが、本当に長年子供と接するのが苦手だったのですよ。抱きとめなければ泣き止まない孫の相手をしているうちに「種の保存」という言葉が浮かびました。私の遺伝子を 1/4 保有する生命体。そうか・・・遺伝子はこうやって継承されていくんですね・・・。などと考える日々ですよ。

さらにその延長線で考えることは、人としてその一生を終えた時その先にあるものは?という疑問。天国、地獄が存在しないことは分かりきったこと。この肉体が消えた時、私はどうなっていくのか?いままでは「すべてが消え去り虚無になる」と考えていました。ところが・・・最近思考が変化したのです。気づいたのは「エネルギー不滅の法則」ですよ。

すべてのエネルギーは消滅させることが出来ず、可能なのはエネルギーとしての形を変えることだけ。私の体はエネルギーの塊です。「エネルギー保存の法則」によれば、私自身も決して不滅しないと。死んでもエネルギーとして形状変化し、私は存在し続けるのですよ。土となり、ガスとなり宇宙に存在し続けるのですね。意識がどうなるのかまでは分かりませんけどね・・・。


本日の結論
などとウダウダ考えている夏の昼下がりでした。

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