稲妻的認識考

2017年08月07日 iOSがバージョンアップすると・・・。


サードパーティー製ライトニングケーブル



「これで元通りです」

ほぼこの1週間は室内に篭っている状態が続いています。ひたすら冷房が効いている部屋でダラダラと過ごす日々。精神的にさほど苛立ちは感じていないのですが、なんとなく体を動かさないストレスが溜まってきているような!友人たちと顔を合わせて世間話したいなとの欲求が生まれ始めています。

先週のこと、iPhoneのiOSをアップデートしました。いつも事なのでさほど気にしていなかったのですが・・・。アップロード終了後から充電に使っているライトニングケーブルが認識されなくなりました。んんん?なんで?なんで?微妙に力を加えて少し傾けると一瞬だけ認識する瞬間がありました。その角度を保ったままそっとテーブルに置きなんとか充電はできましたが・・・。何故急に認識しなくなたのか?

この疑問を持った方が他にも居ました。その方はIT系の知識が豊富だったので、apple に疑問を投げかけ執拗にモンスター・クレーマーとして認識されるまで質問を続けたところ、ようやく解明したということでした。

簡単に書くとまずは「apple純正ライトニングケーブルを使ってください」との回答だったとか。しかし、appleが認証したサードパーティーのライトニングケーブルが使えなくなっている状況なので、これはどういうことなのだと食い下がったと。

純正ライトニングケーブルにはIC等なんらかの認識をさせるための部品が入っていて認証したケーブルにはそれが入っているとの都市伝説がありましたが・・・。実態はそうではありませんでした。apple側が暴露したのは、

「appleのライトニングケーブル・ライセンスはアップル製品対応のマーク使用と、形状としてのライトニングの製造のライセンスのみ。コネクター内のイニシャルを本体が読み取るシステムでは無いので、そのイニシャルを各ケーブル製造メーカーにライセンスとして売っている訳ではない」

というわけで、単なるコネクターであると判明しました。さて、それでは何故iOSがアップデートされたらサードパーティーのライトニングケーブルが使えなくなったのでしょうか?推測するに、iOSがわのライトニングケーブル認識部分で形状認識の精度がかなり上げられたようです。つまり、微妙に接点部分の形状が違うサードパーティーのケーブルはそこで拒否されると。これはかなりマクロな部分でのチェックなので素人はいかんともしがたいですね。

私の知人はモンスター・クレーマー化した後、appleからアップデータを手に入れたそうです。彼はそれで解決。知人の解説によると「iOS側のライトニングケーブル形状認識レベルを下げるためのアップデータのようだ」と言っていました。つまり認証範囲を広げたデータということですね。

はい。ここまでは理解できましたね。

では次に私の番です。まずは純正ライトニングケーブルを使ってみました。なんということでしょう!純正なのに認識しません!その理由はすぐに理解できました・・・。

私は iPhone7 Plus にバッテリー内蔵ケースを使っています。これにより外に出かけても充電切れが起ることはなくなり、早朝から深夜まで使い続けても充電が空になることはなくなりました。本体のバッテリーを100%とすれば、本体+バッテリーケースで250%程度のバッテリー容量なのです。



しかし、今回の問題点はバッテリーケースと iPhone7 Plus との接点もまたサードパーティー製ライトニングだという事。バッテリケースは直に iPhone7 Plus とジョイントしています。その接点のライトニングコネクタが、今回のiOSアップデートで拒否されてしまうようになったのです。なんてこったい!!!

ということで、充電ケーブルを純正ライトニングケーブルに戻しても、ケースそのものが本体に拒否されているので身動きが取れなくなってしまったわけです。もちろん、 iPhone7 Plus と純正ケーブルは直接使えば全く問題なく認識し使用できています。

この状況で、さて解決策は有るのでしょうか?しばし思考しました。ウスボンヤリと考えたことは「形状精度の認識」が問題なのであれば、接触面積の僅かな違いで判断されるのだと。そうなると、無理やり物理的にマクロ的接触面積を増やすのはどうだろうか? 」ということ。

ライトニングのコネクタはリバーシブルです。どちらか片面だけが本体と接触しています。観察すると下側だけですね。まずはネイルリムーバーを綿棒につけて接点の掃除をしました。次にライトニングコネクタの上面に紙テープを数枚重ねて貼り付け厚みを増し形状を整えました。

これは、ライトニングコネクタが少し緩めなので、その厚みを増してコネクタ内接点の密着度を上げてみるという試みなのです。紙テープの厚みを調整しながらテストしたところ4枚の厚みが最適でした。この作業によって、サードパーティーのライトニングケーブルが iPhone7 Plus に認識されるようになりました。

それでは仕上げの作業です。バッテリーケースと iPhone7 Plus を繋いでいるライトニングプラグ部分の厚みも少し増やしてみます。ハイ作業完了!テストすると・・・っふっふ・・・。無事に認識するようになりました。これで元通りです。お試しください。

しかし・・・なぜ apple はこのような嫌がらせにも近いアップデートを繰り返すのでしょうか?妻はケーブルが何らかの断線を起こしたものと考えて、まだ新しかったケーブルを捨ててしまいましたよ!


本日の結論
とりあえず難局をクリアはできましたが・・・appleは何故アップデータをとっとと配らない?

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE