三棚的歪箱造

2017年04月30日 4月最終日はこんなことを!



「さらに別のやり方も思いついて来たので」

早くも4月が終わるね。例年なら宮崎の実家に帰省している頃だけど、今年は自宅にいることにしました。GWだからといって私には特段変わることもなく、妻もスポーツジムに行きっぱなしなのでね。自宅で一人で何しようかと考えていた時、ふと思ったのですよ。

先日、敬愛するSANTANA師匠が日本ツアーを敢行されました。残念ながら、私は行くことが出来ませんでしたがね。そして思い出したのです。私が初めてSANTANAサウンドに出くわした時のことをね。私が勤務していた会社で当時制作していたCMのBGMに初めて使われた「哀愁のヨーロッパ」が持つキャッチーなイントロに惚れ込んだ私は大好きになりました。それ以来、ずっと敬愛してやまないギタリストの一人です。

あれから何年経ったのですか・・・「哀愁のヨーロッパ」は1976年のヒット曲ですから、もう41年経つのでしょうかね?当時のサウンドとしてはあの歪み方がとても新鮮で魅力的でした。一時期練習曲にしていましたが、結局ものにはならずそのままになっていますがね。そして時が経ち、巡りめぐって2015年4月にSANTANA師匠が、私の作った「禅駆動」を手にする事態が起こりました。奇跡的な到達具合です。

今回のSANTANA・ジャパンツアーの情報をネットで見ているうちに、ふと思ったのです「モロにSANTANAサウンドが出せるペダルは作れるのか?」とね。クリーンやクランチは全く必要なくて、ひたすら分厚くて温かいあの「SANTANA overdrive soud」が出るペダルってことですが・・・。もちろんディストーション・ペダルではなくてね。

基本形はなんとなく分かっていたので、そこをどうやって追求して行くか?さらには、ミニサイズで実現できるのか?としばし思案してみました。あのサウンドが持つ飽和感といいますか、角の取れたかつ抜けが良い分厚い歪は、チューブアンプを思いっきりオーバードライブさせて出てくるサウンドですね。自宅であそこまでチューブアンプで出したら近所から怒られますなあ。しかし、オペアンプの歪をクリッパー無しで飽和させればアンプ音量をさほど上げなくても近いサウンドが出てくれるのでは?となると方法はおもったより簡単ではないのか?すぐに基盤材料が入っているケース内を探して、程よい値のパーツを探しました。

思いついてすぐに、micro DUMKUDO の改造開始!15分後には早くも試作完了で試奏です!ノブの位置を確認しながら追い込んで行くと、GAIN 10, VOLUME 5, TONE 5, JALI 5 というセッティングになりました。使用ギターは、もちろんPRS SANATANA モデルのフロント・ピックアップにして、VOLUME 10, TONE 5、という具合でかなり近いサウンドになっていました。ひとまず満足です!そして最後に命名は「SANTANABE」です!笑ってください!

もっと、シビアに追求すれば別の手も見つかるのでしょうが、今日のところはこれまでにしておきましょう。量産する気もないので、私一人のためのプロトタイプです。と、書いているうちに、さらに別のやり方も思いついて来たので、いずれまたトライしてみようかと。なんてなGW初日でございました!

本日の結論
さて、明日からは何して遊ぼうか!

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