極小的弾駆動

2017年04月02日 ずっとやってみたかった試作を敢行!



「量産向きじゃないなあ〜!」

4月1日のエイプリルフールは直訳すると「四月馬鹿」である。午前中は嘘をついても許す!という暗黙の了解ありの日ではあるが、あくまでも「四月馬鹿」が基本である。ひとさまに迷惑をかける様なアクドイ嘘はいけない。ましてや、本当との境目が見分けにくい嘘も余りおすすめできない。「バカっぽいことをどれだけ真剣にやれるか」ってことがキモだろう!

さて、私が昨年と今年やったのは「鮨ペダルシリーズ」だ。明らかに嘘である。しかし「四月馬鹿」である。なにがと言えば、こんな馬鹿なペダルは量産されるはずがないからだ。私が目標としたのは「ペダルで笑いが取れるのか?」だった。ギターペダルの場合、そこに言葉はない。見た目だけでどこまで笑えるのか?笑わせられるのか?もちろんターゲットはギタリストなのだがね。今年もなんとか成功したようだ。

さて、その「四月馬鹿」のネタ仕込みは1年前から始まっていた。つまり笑えるアイディアが浮かばなければ製作できないからだ。あくまでも「実際に使えるペダルなのにバカっぽいデザイン」という線を狙うのだ。まあ世の中は大抵の場合期限ギリギリにならないとアイディアは浮かばないのもだ。3月に入りようやくアイディアがまとまり、材料も揃って3月20日すぎにはすでに「SUSHI-BOOST」を完成させておいた。4月1日まで内緒で発表待ち!

そうすると、4月1日までなんだか創作意欲が掻き立てられたままなので、次のペダルを作りたくなる。祭りのあとの寂しさというやつだ。そこでかなり前から考えていた作業を始めることにした。材料はとっくに揃えていたのだけれど、スタートさせるキッカケがなかったというか・・・。

その作業とは?

弾駆動をそのまま小さなサイズにできるのか?というテーマの試作である。流行りのミニサイズ・ペダルを目指すのだ。しかし4ノブなのでかなり設計段階でサイズに苦しめられたのだよ!このケースで組むと、僅かなケース加工の誤差でパーツの干渉が起こり入らなくなる。最初に削ったケースは緻密に計算したつもりだったのが、見事に失敗!その経験のおかげで2個めのケースはサイズピッタリに加工完了。

流石にこのサイズでは3モード・セレクタは搭載できないと最初から諦めていた。そこでユーザーの殆どが選択しているグリーン・モードに絞り込んで再考。小型の密閉型ポットを使って空間を確保し、基板も一部カットしてなんとかパーツを収めることに成功した!もちろん電池は入らないので、外付けの電池ケースにした。試奏すると、サウンドはいつもの弾駆動グリーン・モードで問題なし!しかし・・・手作りだとまったく量産向きじゃないなあ〜!ケース加工でドタバタするんだもの!




本日の結論
結局自分用に作ってみただけだね!

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