歴史的懐疑性

2017年03月20日 常識と思っている事柄はやがて覆る!



「アメリカの致命的間違いは」

太平洋戦争、大東亜戦争、第2次世界大戦。様々な呼び方がありますが、日本とアメリカとの関係について言えばどれが正しいの?私が選ぶのは大東亜戦争かなあ。

「日米戦争を起こしたのは誰か」を読んでみました。日本人が知るべき内容が沢山ありました。その内容について少し書いてみましょう。

「日米戦争を起こしたのは誰か」
これについて、私達日本人は長い間「大日本帝国の悪事」として教えられてきました。真珠湾攻撃によって口火を切ったと思わされてきました。今となっては、それらの知識・常識が戦後アメリカのプロパガンダによって行われた「日本人劣化計画」で教育された内容あったと分かってきました。そしてそれは今も続いていると。多くの証拠が出版されていますね。

開戦時アメリカ大統領であったルーズベルトの前任者、フーバー大統領の回顧録が50年間ぶりに日の目を見たのは2011年の事。1960年当時、この本の内容があまりにもショッキングで「アメリカ国民に刺激が強すぎてとても出版できないぞ!」と眠らされていたといういわくつきの回顧録です。50年も経ってようやく出版された900ページにも登る回顧録は、原語で読むのは難しいので日本では解説本が出ています。「日米戦争を起こしたのは誰か」解りやすく、必要な部分を解説してあります。

そしてそもそも論なのですが「何故日本軍は真珠湾攻撃を行ったのか?」これについても多くの出版物が出されていますが「ルーズベルトが仕組んだワナ」というのが正解のようですね。では何故そうなったのか?ヨーロッパでは当時、ドイツが強力な軍事力で拡大を続けていました。そしてソ連へと侵攻していきました。

ここで、ドイツとソ連の戦いをアメリカは放置しておけばよかったのですが、イギリスのチャーチルが「アメリカよ参戦してくれ!」と要請します。これはイギリスがドイツ軍に侵攻されないための哀願でした。しかし、ルーズベルトは「参戦しない!貴方の息子と戦場には送らない!」とのアピールをアメリカ国民に表明し大統領に当選した経緯があります。おいそれと参戦できるわけがありません。アメリカの不参戦に対する支持率は85%以上だったようです。しかし、強大な工業力を持つアメリカが参戦しないことにはイギリスは辛い立場です。

ここで、チャーチルも誤りを犯していました。ドイツとソ連を戦わせておけばよかったのです。それによって両国は消耗してしまいますから。下手にルーズベルトに声をかけたものだから厄介なことになったのです。

当時、ルーズベルトは経済政策の失敗によりアメリカ国民から大不況の責任を問われる立場にありました。そこで、そこから国民の目を外らせる為の手立てが必要でした。

このころ、アメリカにはソ連のスパイである共産スパイが驚くほどの数潜んでいました。もちろんアメリカの議会、ルーズベルトの周りにもたくさんいて、彼等はルーズベルトを取り込んでいきました。アメリカがドイツを潰せばソ連は助かるわけですからね。1933年にソ連を国家として認めたのもアメリカです。(今から思えば中国とソ連の共産大国を育てたのはアメリカだったのですよ)

この頃すでにルーズベルトも参戦したくてウズウズしていました。覇権国家になりたかったのです。コレが本音でした。そこで当時、日中戦争最中の日本をターゲットにします。アジア全域を掌握し、植民地開放しようと考えていた日本が邪魔だったわけです。アジアにはアメリカ、イギリス、オランダ、フランスの植民地がたくさんあったわけですから。

そして秘密裏にルーズベルトは中国の蒋介石と組んで、日本攻撃の準備を進めました。日本全土爆撃計画です。実行に出るのは中国ですが、爆撃機と爆弾を用意するのはアメリカだったのです。これは秘密裏に計画が着々と進みましたが、日本爆撃実行直前になって急遽その爆撃機をイギリスに回さなくてはならなくなり、しばし延期する事に。

この作戦の裏で、ルーズベルトは日本を潰し中国を大国化し、そこを商売相手にしようと考えていたのです。(しかし、意に反して戦争が終わってみれば蒋介石は消え、毛沢東率いる共産国家になってしまい、あてが外れたわけです)

さらにルーズベルトは、日本に対し石油、鉄鉱石を始めとする禁輸政策を取ります。日本自体で石油を手に入れることは出来ず、多くをアメリカからの輸入に頼っていたわけで、コレをやられると日本はすぐに身動き取れなくなってしまいます。鉄鋼その他、多くの物資を輸入できなくするぞと脅しをかけてきたアメリカ。そしてついに理不尽な「ハル・ノート」が日本に対してアメリカから突きつけられました。日本には以下の選択肢しかなく・・・。

アメリカの植民地になるか?
禁輸による経済制裁を受け続けるか?
抵抗のために戦争するか?

この時、日本側は懸命に和解の道を探っていました。というのも、この時点で日本は何らアメリカに対して不都合なことはしていないわけですので経済封鎖を受けるいわれはないのです。しかし、ルーズベルトは日本が「戦争」を選ぶことを確信していて、日本からの和解工作を一切受け入れませんでした。ゆえの「ハル・ノート」です。この事実は、アメリカ議会も全く知らないことでした。(開戦には議会了承が必要)ワナを仕掛けて日本が暴発するのを待っていたわけです。というのも、我々は日本軍が真珠湾を奇襲したと常識的に思わされていますが、すでにアメリカとの戦いはそれ以前に始まっていたのです。しかもアメリカからの宣戦布告もなく。ルーズベルトの独断です。

日本は「ハル・ノート」に絶望し真珠湾攻撃を決意します。その計画はすぐにアメリカ側も知ることとなりました。しかし、それには気づかぬふり。ここに巧妙なアメリカの罠がありました。真珠湾を攻撃した日は日曜日です。太平洋艦隊の主力空母を始め戦艦がそこにあるはずでした。ところが日曜日には訓練をやらないはずのアメリカ軍が、その日に限って主力艦船の訓練と称して出払っていたのです。日曜日はキリスト教的には安息日というのに。残っていたのは古い艦船のみ。計画的だとしか思えません。

結果は御存知の通り、真珠湾の奇襲に成功した・・・。と日本側に思わせておいて実はルーズベルトの企てた計画通りに進み「日本が卑怯にも宣戦布告無く真珠湾攻撃を行った!リメンバー・パールハーバー!」と声高にアメリカ国民を煽りました。戦争に参加しないという宣言をしていたルーズベルトでしたが「国民が参戦を望んでいる!日本人へ復讐だ!」とウソブキつつ一気に日本との戦争に突入したのでした。当時のアメリカにおける戦争支持率は一気に高まり75%程度になったようです。しかし一つルーズベルトの誤算が有ったのは、パールハーバーの被害が予測より遥かに大きかったこと。

後年になり、マッカーサーも「ルーズベルトは狂人だった」と認めていたとか。

最終的に、第二次世界大戦で勝ったのはどこの国か?表面上はアメリカを代表とする連合国軍側ですが、最終的な結果を見るとそうではなく日本であったと。それは日本軍の当初の目的であった「アジアの植民地開放」がなされ、ヨーロッパ各国の植民地はすべて無くなってしまった事実があるからです。

日本は身を挺してアジアを開放したという事実は、戦後もアジア各国を勇気づけ自力開放を勝ち取り続け独立国の数が増えていきました。

アメリカでは多くの方に信じられている「太平洋を終わらせるために原爆投下が必要であった」というのは、決してそうではなかったと。終戦直前、既に日本側は「和平案」を提示しもうすでに負けを認めていたにもかかわらず、それを受け入れず無視しトルーマン大統領が原爆投下を実行させたのです。今では必要なかった行為であったとの認識が広がっているようですが。

多くの悲劇は「ルーズベルトやトルーマンによる人種差別」も原因であったようです。そしてアメリカの致命的間違いは、中国とソ連に対して莫大な兵器提供を行ったこと。共産主義の防波堤であったドイツと日本を潰してしまったこと。それによって世界中に共産主義を広めてしまったとね。そしてその後、御存知の通りアメリカは共産主義国との戦いを続けてしまう結果になったと。

最後に、この本の274ページから275ページにかけての文章を引用して終わりにします。

どこかの変人がたわごとで言っているのではない。ルーズベルトの前の大統領が、はっきりと「日本との戦争のすべては戦争に入りたいという狂人(ルーズベルト)の欲望だった」と書いているのである。

日本が戦争を起こした、ということを絶対的な事実として信じ込んでいる多くの日本人は、少なくとも「もしかしたらとんでもないウソを信じ込んでいたんではないか?」と疑いくらいは持たないといけないのではないか?

日本は半封建的で、絶対君主天皇がいたから戦争を起こした?

本当は「民主主義国」であるはずのアメリカが戦争を起こしたんですよ。

日本は軍部が政治を支配したから戦争を起こした?
文民統制だったはずのアメリカが日本との戦争を起こしたんですよ。

日本は言論の自由がなく、軍国主義に反対する意見が弾圧されていたから戦争になった?
アメリカはカナリ言論の自由はあったはずだが、そのアメリカが戦争を起こしたんですよ。

日本は偏狭な民族主義日本優越主義を信じていたために戦争を起こした?
多民族国家のアメリカが日本との戦争を起こしたんですよ。

日本は国家神道というファナティックな信仰を国民に強要していたから戦争を起こした?
キリスト教国で信仰の自由とかを主張しているアメリカが実は戦争を起こしたんですよ。


「日米戦争を起こしたのは誰か」より引用

「日米戦争を起こしたのは誰か」はフーバー元大統領が書いた回顧録です。アメリカ側の目線です。日本側が勝手に書いたものではないだけに「日本には日米戦争の責任はない!」と言い切ることに説得力があります。ご興味があればご一読ください。そして日本人が知るべき歴史をご確認ください。


本日の結論
今持つ歴史上の常識(知識)は決して事実だけではないということ。日々変わって行くのです。

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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