「早く届くための送料は支払います！」

今日はひな祭りですが、朝っぱらからドタバタしていたし、全く当家には関係ない祭りですなあ。

前置きはこれくらいにしていきなり本題に入りましょう。
それは2月半ばのこと。アメリカのLAから「弾禅駆動 TWIN CUSTOM」のオーダーがありました。そのオーダー者とは何度もメールのやり取りをして、Larry と一緒に写っている写真をお互いに送りあったり友好ムード満載でありました。そしてその方は「私は Mr. Lee Ritenour と懇意にしているんですよ」とこれまた一緒に写っている写真を送ってきました。

無事に「弾禅駆動 TWIN CUSTOM」は完成しオーダーされた方に何の問題もなく届きまして、試奏の結果は「激賛」でありました。ありがたいお言葉でございます。そしてそれから1週間後の2月25日になり「私の親友ために、弾禅駆動 TWIN CUSTOM をもう一台オーダーしたい。その友人は Mr. Lee Ritenour です。彼の名前を入れて仕上げてください。仕様は私のものと同じにしてください」と新たなるメールが届きました。ほほう！リー・リトナーですか・・・。

作業が立て込んでいたので完成まで10日ほどかかると返信して、順番を待ってもらいました。やがて溜まっていたバックオーダー分は徐々に片付き始めましたが、ノブが突然在庫無しになってしまって大慌てしたり、ボリュームポットの在庫があると思っていたら、これまた枯渇していたりと、ここに来てドタバタしてしまいました。今朝の時点ではボリュームポットが1種類だけ全く手持ちがない状態でしたが、すでに先週末オーダーしていたので本日午前中には届く予定でした。

そんな状況の中、いよいよ本日 Mr. Lee Ritenour 用の「弾禅駆動 TWIN CUSTOM」を作る順番がやってまいりました。朝早く目が覚めてメールをチェックすると・・・えええ？？？そんなに急ぐ？と驚くメールが入っていました。
Mr. Lee Retouner 用のペダルをオーダーしてきた人物からでした。

「今日、Mr. Lee Ritenour にペダルの話をしたら、いま新しいアルバムを製作中なので、それに使いたいからすぐに手に入れたいと言われました。最速でいつ届けられますか？早く届くための送料は支払います！」との内容でした。

そうは言われても、まだ手もつけていない状態です。しかし、読みとしてはトラブルさえなけれ7時間あれば完成します。配送も Fedex を使えばコストはかかるけど2日で届けられます。そこから先は怒涛の製造と配送手配のドタバタ騒ぎ！朝7時からペダルを作り始めて、先行きが見えてきた11時に Fedex のサイトで配送手配を始めましたが、なんと！受け付けてくれない！いくらやっても手配できない！登録番号も認識されず・・・。こんな時にはサポートセンターですね。

はい。色々やった結果わかりました。私がこのところずっと Fedex を利用していなかったので「登録凍結処理」がなされていたのでした。交渉の結果、すぐに復活してもらいました。そして16時に集荷に来てもらえるように指示を出し、再び製造に戻りました。

11時半になり注文していたボリュームポットがヤマトの宅配で届き、これでようやく部品が揃いました。ちなみに届けてくれた配達員は、先日の Richard Thonmpson に参加できなくて悔し涙を流したアノ方です。もちろん Richard Thonmpson からいただいてきたサイン入りの写真をお私しましたよ。

なんてな事やりつつ、製作活動は続きます。やがて14時15分になり、Mr. Lee Ritenour 用の「弾禅駆動 TWIN CUSTOM」は完成しました。試奏の結果バッチリ！手直しする個所がなくスンナリ出来上がりました。

やがて16時02分。Fedex の集荷人がやってきました。用意していた INVOICE を渡しつつ、伝票に必要事項を書き込んで手続きは完了です。集荷人は若いお兄さんでしたが、玄関先に飾っているギタリスト達のサイン入り写真が気になるようでしたので、聞いてみたところ高校生の頃バンドをやっていたと言っていました。いま引き渡す荷物は Mr. Lee Ritenour に届けられるんだと言ったところ「ええ〜〜〜！！！」と嬉しそうに驚いていましたよ。これで、ミッション完了！さあ、あとは無事に届くことを祈るのみ！現地時間3月4日08時30分に届けてよ〜！


本日の結論
Mr. Lee Ritenour の新しいアルバム完成が楽しみです。

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。

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