再来的英伝説


2015年02月08日 ようやく英国のレジェンドと連絡がつきました!


Richard Thompson のプロフィールです。



「何をさておいてもライブに駆けつける」

お寒い日が続きますねえ。

私はこのところずっと部屋にこもってバックオーダーの数を減らすためひたすら真面目に作業を続けておりました。1月オーダー分がなかなか終わらない上に、一部材料が枯渇して焦りましたが、なんとかギリギリ材料調達が間に合い、昨日深夜時点で今月分も含めた全オーダー分の完成と発送準備が整いました。ふう・・・。昨年末から年明けてもず〜っと働き続けてきたので、大掃除も出来ず部屋は汚れ放題でした。今日はとにかく作業部屋の整理整頓の日といたしましょう!これで、ようやくスッキリしそうです。

さて、本日のお題は「Richard Thompson」です。彼の存在を初めて知ったのは、2010年9月10日11時でした。なんでこんなにハッキリ日時を覚えているかというと・・・。その事情は、以下のページに書いてありますので、ご興味があればお読みください。

外遊的大物達 http://www.tanabe.tv/top/dokudan2010/0910.html

ザックリ言えば、アメリカへ Henry Kaiser に会いに行ったらその場に Henry の親友である Richard Thompson が遊びにきていたというわけ。私の読みでは Henry が気を利かせて呼んでいてくれたと思っているのだけど・・・。だって、Howard Leese も一緒に呼んでいたのだからね。もうビックリ!

それから1年後、今から3年前の2011年に Richard Thompson の来日が決定して、再会できるのを楽しみにしていたんだけど、例の大地震発生で急遽ライブはドタキャンとなり、会えずじまいでした。そしてさらにその1年後の2012年4月15日に Richard の再来日が決定しました。直後に Henry から「Richard Thompson のコンサートは素晴らしいから是非行ってください。2名分の招待チケットを用意しました。楽しんできてください!」と連絡があり、ついに Billboaed Live TOKYO で Richard Thompson と再会できたのでありました。その際に弾駆動をプレゼントして帰国後のライブで使ってもらいました。半月後にレビューが届き「かなり気に入ってい使っている」とのメールでした。Henry からも「あんなに Richard が褒めるのは珍しいよ!」というメールが届きましたよ。


そして今回は・・・たまたま ネットで調べ物していたら Richard Thompson の来日情報を発見!しかもその時点でライブは1か月後だと。そこで Henry に問い合わせしてみました。「Richard にまた会いに行きたいけど連絡してもらえますか?」とね。すると私が送ったメールをそのまま Henry は Richard とマネージャーの Simon に転送してくれました。待つこと1週間、2月6日に Richard Thompson 本人から直接メールが届きました!

「いつ来れる?希望の日と時間を知らせて!人数もね!」

前回会った時は、私と橋本さんの2人でしたが・・・。私はご招待がOKであれば、もう一人どうしてもご一緒したい方がいました。それは、2年前に Richard に事情を話した人物なのですが・・・。

私が日々作っている禅駆動や弾駆動の材料は、ほぼ通販で手に入れています。そうなると日本の物流を支えているのは郵便や宅配便ですね。私が一番多く材料を発注しているショップでは「クロネコヤマト」を使って配送してくれます。今から2年以上前のこと、ヤマトの女性配達員が当家にパーツを届けてくれました。何度か届けてくれた方でした。

その際、着払いにしていたので玄関先に配達員を待たせたまま、小銭探しにちょっと手間取ってしまいました。玄関に戻ってみると、その配達員の女性は当家の玄関先で不思議そうな顔をして壁にかかっている写真を見つめていました。そして彼女は驚くようにこう言ったのです。

「どうして・・・!Richard Thompson と田辺さんが
    一緒に写っている写真がここにあるんですか?」


その発言に私の方がびっくりしました!
まず日本では Richard Thompson の存在そのものがあまり知られていませんよね。さらにヤマトの配達「オバサマ」がその名前を口にして驚いているのですから!そこで事情を聞いてみました。すると「マツキ」さんと名乗るその女性は・・・。

「私は以前しばらくアメリカに住んでいたんです。
 その時 Richard Thompson の大ファンになったんですが、
 その後日本に帰ってきてからは Richard Thompson の情報があまりなくて。
 ところが、玄関に入ったらいきなり Richard Thompson と田辺さんが
 一緒に写っている写真があってびっくりしたんですよ!
 どういうお知り合いですか?」


以下の写真がその時「マツキ」さんが見つめていたものです。
左が Richard Thomson 右が Howard Leese ですね。


私は、その時簡単に Richard Thompson と写真を撮った事情を話しておきました。それから間もなく Richard Thompson 来日が決定し招待も来たので、再び配達に来てくれた「マツキ」さんに知らせたところ「ぜひサインをもらってきてもらえないでしょうか?」と頼まれました。もともと彼女のためにそうするつもりでしたので、全く問題なし。ライブ当日に「マツキ」さんの話をして Richard にサインをもらいましたよ。Richard も「マツキ」さんの話を面白がっていましたね。

で、今回の状況なのですが・・・その後「マツキ」さんのご自宅は当家から5分ほどのところにあることが判明!しかも電話番号は再配達のために教えてもらっていましたので、いつでも連絡がつきます。2月26日夜のスケジュールを「マツキ」さんに電話で確認したところまったく問題なく、何をさておいてもライブに駆けつけるとの返事が。当日は、私が出がけに「マツキ」さんを妻運転の車で拾っていくことに決定しました。

さて、なぜこのようなお節介とも言える状況を私が作り出しているかというと・・・弊社に社員は私と妻だけですが、それ以外にも多くの人々に協力してもらっています。基板作りの野村社長、ケース加工の会社、ケース塗装の会社、パーツ販売のショップだったり、税理士だったり、弁護士だったり、もちろん多くのギタリスト達もですね。有形無形でご協力いただいている方々に対する、私にしかできない恩返しはなんでしょうか?私が手に入れたスペシャルな環境を皆さんに分かち合うことが面白いのでは?と考えています。今までにも多くのユーザーの方や、関係者の方をご招待してきました。

禅駆動や弾駆動のパーツを当家に届けてもらう行為は、私の仕事に必須です。その部分を「マツキ」さんが日々担っています。普通に考えれば「仕事だから配達は当たり前」ですが「私のために仕事をしてもらっている」と考えればとても有り難い存在なんです。もう2年前から「いずれ Richard にマツキさんを会わせよう!」と画策していましたので、恩返しとして今回は絶好のチャンスなのですよ。Larry や Robben であればお連れしたい方はいくらでも思い浮かびます。しかし、今回は Richard Thompson ですので、真っ先に頭に浮かんだのが「マツキ」さんだったというわけです。いずれ誰かをまた別のミュージシャンに会わせることができれば当方も嬉しいです!

Billboard Live TOKYO , 2月26日セカンドショー 21時30分開演

上記スケジュールに私は参ります。もし会場で見かけましたらお声をお掛けくださいませ。


本日の結論
「仕事をやらせている」ではなく「仕事をしていただいている」と常に感謝し続けること。

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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