恵子的昭和歌


2015年01月19日 昨夜は増田恵子さんのライブでした!


「なんと振れ幅の広い繋がり」

1月18日夕方は、以前よりご招待を受けていた「増田惠子 アルバム・リリース記念ライブ -緊急!追加公演!」へ行ってまいりました。ギタリスト清水一雄さんのご招待です。清水さんは、かなり初期の頃から禅駆動を使っていただいていて、SHIVOL も彼の依頼により開発したものです。今回のステージでもきっと使っていらっしゃるかと。

コンサート会場は「新宿ReNY 」まだ一度も足を踏み入れたことがないホールです。昨年秋に出来たばかりだとか。今回は妻と二人で出かけました。日吉駅からスタート。会場に一番近い駅は「丸ノ内線 西新宿駅」です。ネットで検索すると、40分もあれば到着できそうです。

増田恵子さんは、みなさんご存知の通り「ピンク・レディー」で活躍されていましたね。あの時代に一度だけライブを拝見したことがあります。といっても・・・週間テレビガイド主催の表彰式でのステージでしたがね。仕事がらみでした。長い間病気で苦しんでおられたようですね。先日テレビ番組で拝見しました。最近の写真を拝見するとお元気そうで何よりです。妻に言わせると「ケイちゃんの方が踊りにキレがあったよね!」だそうです。

行程は、日吉駅から東横線で新宿三丁目まで行き、丸の内線に乗り換えて西新宿です。16時半に車で家を出て、日吉駅の駐車場に停め、差し入れを買い込み電車に乗り込みました。すると・・・目の前に空いた座席が一つだけありました。私は妻に座るように誘導。当然、私は立ったままでした。しかし妻は「あなたが座ったら?」と席を譲ろうとしました。と、その時!私の後ろの席の青年が立ち上がり「どうぞ!」と私に席を譲ってくれました。えっ?えっ?なにこれ?

一瞬何をされたのか理解できませんでした。というのも、私が電車で席を譲られたのはこれが初めてだったのですよ!しかしまあ、私も外から見れば立派な老人の域に達しているのでしょうね。ありがたく感謝しつつ座ることにしました。ありがとう!青年よ!外見的老化をこうやって人は知るんですね・・・。

あとはズムーズに進み、予定より早く会場着。しばし外で待たされ17時半に入場。飲み物を飲みつつしばしのんびりと開演を待ちました。席に座ってみると、結構辛い感じのパイプ椅子。そうか・・・このライブハウスはスタンディングが基本なんでしょうなあ。ロックの殿堂らしいし。でも、今日は年齢層が高いので椅子席を用意したと・・・。この椅子の感じも昭和感の演出の一部と考えればそれも良し!

時間通り開演です。ギターの清水さんたちがステージに入ってきて定位置についたところでスタート。増田恵子さんが登場した瞬間に感じたのは「細っ!」でした。上の写真でもわかる通り、かなりの細身ですなあ。

最初の曲は「愛の水中花」歌い始めてみると、変な書き方ですが「懐かしい昭和の場末感」が漂ってきました。かなり狙って作り込んでいる感じがします。ちょっと薄めのバックとリズム感がそう感じさせるんですね。この感じでずっと続くのか?と思いつつ3曲進んだところでMCがあり、今回発売したCDは頭に「愛」という文字がついた曲ばかりのカバー10曲と新作が2曲入っていると。ちなみに、ボーナストラックは「すずめ」でタイトルに愛はついていませんがね。

このあたりから少し雰囲気が変化し、バックも厚みが出始めて「懐かしい昭和の場末感」が徐々に消えていきましたね。何と言っても私が驚いたのはピンク・レディー時代の名曲「UFO」を一人バージョンで歌われたこと。少し感情が揺れ始めて涙が出てしまいました。なんだこの感覚は?

たぶん、いま私の分身が禅駆動という形になって目の前のステージ上に居て、あの昭和の日に日本中が熱狂したピンク・レディーのケイちゃんが歌うそのサウンドに影響を及ぼしている・・・あの名曲「UFO」に私も参加している・・・と、無意識に感じたので涙が浮かんできたんでしょうね。

その後も盛り上がりつつ「ケイちゃ〜ん!」の声援が飛びつつ、次々に曲は進み、スタンド・バイミーや、ジョー・コッカーもありつつので、やがて全員立ち上がって振り付けの練習!覚えたばかりの振り付けで会場全体が「もいちど遊ぼう」を踊りつつ、大円団でした。アンコールで「愛唱歌」を再度歌って公演終了です。予期していた以上に満足感があるライブでした。ロック系の爆音ライブは妻があまり行きたがらないのですが、今回のような妻にもわかりやすいライブは夫婦で行けて嬉しいですね。



公演後は楽屋にお伺いして、ギターの清水一雄さんにお礼と差し入れを。「今日の歪みは禅駆動でしたよ!」と伝えられました。ありがたいことです。残念ながら増田恵子さんとお話は出来ませんでしたが、楽屋でちらりとお見受けしましたよ。

帰り道、ずっと感じていたのは「人の繋がり」でした。私が「禅駆動」や「弾駆動」を作ったことで、多くのミュージシャンと繋がることができました。その範囲は予想をはるかに超えた方向に飛び、憧れのギタリスト達が口コミでさらにその先の繋がりを作ってくれました。今回も清水一雄さんから増田恵子さんとの繋がりを作っていただきました。この1週間で「カルロス・サンタナ」と「ピンク・レディー」なんと振れ幅の広い繋がりでしょう!

本日の結論
さて、次はどなたと繋がりますやら!

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