結婚的記念品

2014年02月23日 こんなお祝いしか出来ない私!


久しぶりに自力で削り始めたけどこれは何?



「製作者冥利に尽きると」

2月12日に、アメリカの友人である Mr. Henry Haiser が結婚式を挙げました。シンプルで微笑ましい結婚式を還暦を過ぎてから挙げるのは羨ましいと思えるし「この先末永く頑張れ!」と応援したくなりますね。で、ずっとお世話になりっぱなしなので、なにかお祝いを差し上げようと考えていたのですが、なかなか思いつかず、取りあえずひとつはサクッと定番のDECOチョコにしました。

これは、オリジナルデザインのチロルチョコをネットオーダーで作るものです。写真さえ準備しておけば、あとはDECOチョコのWEBページに行き、写真を読み込んでトリミングやレイアウト、文字入れやフレーム等の飾り付けが出来ます。1箱に45個のチロルチョコが入りますが、3種類までデザインを入れる事が出来ます。つまり15個ずつ3種類のデザインが楽しめるわけです。

今回は、Henry 本人からたくさんのラブラブ写真が送られてきましたから、それを使ってオーダーしました。オーダーから1週間で仕上がり届けられます。手間要らずで楽しいですよ!で、以下がその完成したDECOチョコの詰め合わせです。これが箱の中で3段になっています。味はミルクチョコレートですよ。


このチョコレートを Henry に贈ればそれで終わり?何かもの足りません・・・!やはり、私が贈るには何か気の利いたペダルのひとつも作らねばと思ってはいたのですが、なかなかアイデアが浮かばず、放置していたのでした。ところが〜!このチョコレートが届いた途端こんな言葉が思い浮かびました。「LOVE BOOSTER 2014」何だそれは?要するに、彼らがこの年で結婚して人生を全うするには「愛増幅」をし続けなければならないとね。それが今年スタートしたと。

であれば、その名の通りブースターを作ればよいわけですが・・・。浮かんだのは名前だけですので、まずはデザインを始めなければなりません。材料部屋で探してみると、程よいサイズで正方形のHAMMONDアルミケースが出てきました。ショップからサンプルとしていただいたものです。何となく正方形が楽しそうですね。ではスタート!あれこれデザインすること3時間で、パーツレイアウトも含めて最終形を決め込みました。以下の画像がTOP面です。この中で文字に「O」が3か所あるので、そこにインジケーターのLEDを仕込みましょう!


画像は何となくモノクロにしたくなり!

TOPのデザインが決まればそれに合わせてケースを削ります。これは手慣れたもので、サクサクと作業が進みます。しかし、ケースが1個しかないので失敗は出来ませんね!さらに、LEDを仕込む3個の穴は精密に削らないと後で泣くはめになります。慎重に・・・慎重に・・・・。以下の状態で全ての穴が開きました。TOPのシートを仮留して位置の最終確認・・・問題無し!ピッタリ出来上がっていました。


では、TOPを正式に貼付けて、カッターで必要な穴の部分を切り取り、LEDを仕込みます。ボリュームポット、フットスイッチ、インアウトのジャックと電源ジャックを取り付けて、内部配線開始!回路のメインは禅駆動回路の再利用です。これまた1時間ほどドタバタしつつ配線は完了!サウンドチェックすると、ちょっとハイが足りないので、抵抗の定数をコントロールして再度調整。さらにブーストももうちょっとだけ持ち上げたいので回路を再調整。まあ、こんなもんでしょう!とテストが終わったのでボリュームノブを取り付け完成です!以下がその完成品!LEDが点灯している状態ですね。


最初のアイデアでは、LEDでハートを作って光らせようかとも考えましたが、さすがに還暦過ぎてそれはやりすぎだろうと自制致しました。私は Henry にこれを使って演奏して欲しいわけではなく、シャレとしてリビングルームの片隅に、飾り物として転がしておいていただければ製作者冥利に尽きると考えております。


本日の結論
それでは、月曜日に出荷致しましょう!

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