手術的壱日目

2011年11月05日 手術後1日目です!


こんな感じにまぶたが広がるはずですが・・・。


「世界観が変わるかと」


昨日、ついに「眼瞼下垂症」治療のため両まぶたの手術を行いました。妻も同じような症状だったので、一緒に手術を受けました。私の方が2時間前に手術室へ入り、私が終わってから妻の番でした。事前に、サングラスと帽子を持参する様にと指示を受けていました。手術後の顔を曝して電車に乗るのは、目撃する人々の方が可哀想ですからね。

私の手術は11時からでした。手術室に入る直前、まず洗顔フォームを使って丹念に洗顔をします。手術室では、再度最後の診察が始まります。医師はデジカメで手術予定部分の画像を撮影しつつ、どの程度まぶたを切り取るのか丹念に検討を始めます。私の場合は、かなり強い「眼瞼下垂症」なので、大幅に切る必要があると判明。この最終診断だけで約45分程度掛かります。

診断後は、手術台の上に寝て顔を消毒された後、目、鼻、口、だけ出る様に穴の空いたカバーを被せられます。カバーが動かない様に両面テープで顔面へ丹念に貼付けられます。まぶたにブルーのラインを引いて切開位置を決定します。私は男性の上に元々一重まぶただったので、あまり大きい二重になると元の顔と変わりすぎるので、控えめにサイズを決定。

サイズが決定したら、一度起き上がり再度医師がカットラインに合わせて仮の二重を作り細かい確認を行います。私の場合は、左右でまぶたの下がり具合が違っていたので、それを左右均等にする為にかなり慎重な作業だったようです。ここで医師は「よし!これで行こう!」と決断。手術台に寝かされて、いよいよ手術開始です。ここまでで入室後1時間経っていました。

次に、まぶたへ「麻酔薬」の注射です。目頭から目尻にかけて丹念に注入します。チクリとする程度ですからほとんど痛みは無し。両まぶたの麻酔が終わったところで、しばし麻酔が完全に効くまで待ちます。この麻酔は役90分間持続するそうです。切開が始まると最後の縫い終わりまで60分の手術時間がかかります。90分の麻酔あれば充分ですね。

切開開始!全く痛みは感じません。両まぶたを切り開き、奥にある筋肉の壁を切り取ります。電気メスの音がパリパリバチバチと聴こえます。痛くないですか?と医師は声をかけ続けます。麻酔はまぶただけなので話すの自由に出来ます。ただ、両面テープで口の周りも固められているので、話するのは辛いですね。そこで私は右手の親指を立てて「OK」の意志を示しました。

手術開始後30分経った頃、少し痛みを感じ始めました。特に、まぶたの奥の方を切除する一番ピークの頃には、何とか我慢できるギリギリの痛さでした。麻酔はどうなったんだ?と疑問が出始めましたが・・・。医師に痛みを感じると伝えると「お酒は沢山召し上がりますか?それともクスリを沢山飲まれていますか?」と質問されました。当然、両方共に無し。「そうですか・・・麻酔が効きにくい体質なんですね。男の方に多いんですよ!」いまさら追加麻酔をかけることも出来ず、一気に手術は進みます。私は我慢するだけ。

手術中も何度か上半身を起き上がらされて、医師が正面から患部を確認します。切開幅と、縫い合わせのバランスを厳密に調整しつつ左右のまぶたと眼球の見え具体が同じになる様に、丁寧なチェックが続きます。最終的な縫い合わせの段階で、仮縫いの状態になります。ここでさらに起き上がりまた厳密なチェック。その時点で問題があれば修正が加えられます。この時点ですでに私の上方視野は大きく広がっているのを自分で確認できました。世の中が明るく見えます。嬉しい感覚の変化です。

私の場合は仮縫いの段階は1回でクリアしたので、すぐに最終縫合へ入りました。入室から終了までほぼ2時間でした。ちなみに、妻は全く最初から最後まで痛みを感じずスムーズだったとか。しかし、最後の微調整で時間がかかったようです。

手術が終われば、手術台の上ですぐに痛み止めを飲まされます。起き上がるとそのまま、隣の部屋へ移され、氷水で冷やしたガーゼを患部に乗せ冷やします。少しだけ出血もしていますが、気にするほどでもないですね。15分ごとに看護士がやって来てガーゼを取り替えます。1時間ほど冷やして帰宅できます。ところが、私の場合はその時妻が手術の真っ最中でしたので、隣の部屋でそのまま冷やし続けさせてもらい、トータルで3時間ほど寝転がっていました。暇でしょうがない3時間でした。持ち込んだiPad2で「イージーリスニング」を聴いたり、ロックを聴いたりしてなんとか時間をつぶしましたがね。

この3時間にも及んだ冷やし作業が良かったようです。とにかく冷やし続けることで、晴れがひどくならずに済んだようです。帰りはもちろん帽子にサングラスで電車に乗りました。まぶたが腫れて眼球を圧迫しているので、視力がやや落ちていました。慎重に歩きます。近所の駅からはタクシーで帰宅。朝から何も食べていなかったのですぐに夕食を軽く食べ、炎症止めの抗生物質をのみ、後はひたすら冷やし続けました。

妻と二人でリビングのソファーに寝転び、氷水で冷やしたガーゼを一晩中とっかえひっかえしていました。これが術後の重要な作業のようです。サボると腫れが無くなるのにかなり時間がかかるようです。私たちは、一晩中冷やし続けていたのですが、目を塞がれているのでテレビを見ることも出来ず、テレビのニュースを耳で楽しむだけでした。結構我慢の一夜です。翌日朝の7時まで冷やし続けました。


グロ画像が苦手な方はカーソルをサングラスに当てないでください。


で、上に掲示した画像が本日お昼の時点の患部です。カーソルを画像に乗せてください。患部の実態が見れます。昼には視力はかなり戻ってきました。上まぶたの圧迫感にも慣れて来た感じです。現在の画像からすると、二重の感じは腫れが引けば1/3程度に収まるようです。妻が確認したところによると、手術進行中にデジカメで医師が多くの画像を撮影していたのですが、その画像は後日もらうことが出来るそうです。それらの画像データが手に入れば、再度丹念に画像付きでご報告することにいたしましょう。

「眼瞼下垂症」は、歳を取るとその下垂量が多いか少ないかの違いだけで、誰でもなる病気です。上方視野が狭くなったと感じたら手術されるときっと世界観が変わるかと。もしご自分のことでご関心があればご連絡ください。準備や、状況、料金等お教えできますよ。


本日の結論
早くも、術後一晩で肩こりがすっかり無くなりました!

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