「次回来日の際には」

一年ほど前から、登録会員00205　是永様「ZEN DRIVEを手に入れたい！」と言い続けていた。新品を注文しようにも、1年以上待たなければ入手できないほどの世界的人気で品不足状態になっているのである。やがて是永様はオークションで手に入れようとしたのだが、入札価格を眺めつつ「ここまで高いと手を出しにくいなあ・・・」と半分あきらめ状態であった。だが、欲しい気持ちは募るばかり。それに対し、アメリカはシカゴ在住の登録会員00176　WindyCity綿貫様から「ご希望であれば、ZEN DRIVEを手に入れるお手伝いをしましょうか？」と協力体制を申請されたのであった！
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しばしの間、是永様は自力で探す努力をされていたのだが、2ヶ月ほど前ついに「WindyCityさんにご協力してもらいたいんですが、連絡を取ってもらえますかね？」とメールが届いたのであった！そして、登録会員00176　WindyCity綿貫様は快諾され、すぐにeBayで見つけて落札されたのである！この落札の瞬間の様子は、日本側では世田谷の是永邸にてWEBにアクセスしつつ是永様が同時中継的にeBayを観察していたのであった！落札の瞬間、是永様が歓喜の声を上げたのはいうまでもない！

ZEN DRIVEはその後すぐにアメリカの出品者から是永様宛に発送され、数日後には無事に是永邸に到着したのであった！日本の登録会員が依頼し、アメリカの登録会員が落札され、日本に商品が直接届くという、日米のコラボレーションは見事に結実したのである！すばらしい〜〜〜！！！

さて、ここで問題である。ZEN DRIVEの料金はどのように支払われたのだろうか？なんとWindyCity綿貫様の立て替えであったのだ！理由は「もうすぐ日本に行くのでそのときにお会いして受け取りましょう！倉庫番様にもお渡ししたいお土産がありますので！ 」という申し出でがあり、我々は綿貫様の来日をお待ちしていたのである！

幸いにしてWindyCity綿貫様のご実家は横浜である。当家からそう遠くはない。かくして、本日2007年8月4日午後14時東横線「日吉駅」前待ち合わせをし、私は車で迎えに行ったのであった。その頃、是永様も当家へ車で向かっていた。

当家に着いたWindyCity綿貫様はバッグから様々な貢ぎ物を取り出し、それらの説明をしていただいた。最初にアメリカのギターバーツのカタログや、楽器類の広告誌などギター関連雑誌が数冊あった。なかなか面白そうである。私の知っているカタログもあった。

次に取り出されたものは、私は見た瞬間に「やった〜〜〜！！！これ欲しかったんだよ〜〜〜！！！」と心の中で叫んだのであるが、それは1961年に製造されたビンテージワイヤである！WindyCity綿貫様は膨大な量を所蔵されていると聞いたのだが、元々はピンボールマシンの回路に使われていたワイヤらしい。こいつで「GAKUYA 1号」をよりグレードアップしてほしいとの心遣いであった！ビンテージワイヤ以外にも、使いやすそうなモダンものも加えてある。心憎いまでの気の使いようである。ううむ・・・創作意欲が沸き上がるなあ〜〜〜！！！

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ビンテージワイヤとともに手渡されたのがオペアンプだ。「NJM4558D」である。いわゆる艶ありと呼ばれているオリジナル生産時期のものだ。今はもう製造されていない。しかもロット違いで4種類が渡されたのだ。これまた心憎いまでの配慮である！新しい回路世界への誘いか？ここまでくるとこちらの心の中が見透かされているようで怖いくらいだ！


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さて、最後に綿貫様のバッグから取り出されたのは・・・おおお〜〜〜！！！これこそ長い期間私が渇望していた「THD HOT PLATE」ではないか！実は来日される遥か前から「THD HOT PLATEをお土産に持っていきます！」と何度もご連絡をいただいていたのだ。待ちこがれる日々であった！ついにそれが目の前に出現したのである！うれしいったらありゃしない！当家のようにマンション暮らしでは真っ当に50wアンプの音は出せない。そこで美味しい音を楽しむためにはこのようなアッテネータが必需品なのである！さっそくMESA につなぎ込んでチェック開始だ！



その時、ピンポ〜〜〜ンと玄関で呼び鈴の音が！是永様の到着である。今年初めての猛暑日になり「暑いっすね〜〜〜！！！」と声高に登場だ！まずは、是永様から綿貫様へ「ZEN DRIVE代金」の支払いが行われた。無事に受け渡しが終わり、ようやく日米間の2ヶ月にわたる「ZEN DRIVE作戦」は 完結したのである！めでたし！めでたし！

やがて是永様がバッグから取り出したのはZEN DRIVEであった。これはお約束である！ほほうこれか〜！なかなか可愛い風情だなあ〜！さらにバッグから出てきたものは・・・おおお〜〜〜これまた現物を一度は目にしたかった「Shigemori STONE DRIVE」である！デカイ！重い！ずっしりとしたアルミ削り出しの筐体なのだ！なかなかの迫力である。



3人そろったところで試奏大会の始まりだ！まずは「HOT PLATE」の使い方を綿貫様より実演してもらった。なるほど〜！こりゃあ、気持ちよいディストーションを引き出しながらも程よい音量で楽しめるなあ！うれしいぞ〜〜〜！！！このところしばらくほとんど練習していなかったが、これからは練習が楽しくなりそうだ！


WindyCity綿貫様　　　　　　　　是永様

次にZEN DRIVEの美味しい使い方の説明が是永様からあり、綿貫様がギターを弾きつつサウンドの確認である！ほほう！なるほど〜〜〜！！！サウンドを言葉で伝えるのは私には難しいので避けることにするが、気持ちよいふくよかな倍音に包まれたとだけは言っておこう！ZEN DRIVEの人気がどの辺りにあるのかがようやく理解できたなあ〜！

次に「Shigemori STONE DRIVE」のチェックだ！Shigemoriは、名古屋にあるブティックメーカー。これまた是永様の「これはいいっすよ〜〜〜！エフェクターというより、これそのものがアンプですね！」と熱烈なアピールがあり、綿貫様の気持ち良さそうな試奏が続いた。確かに「Shigemori STONE DRIVE」はイケル感じ！爆音でステージングするにふさわしいサウンドだ。でも、私のような小さな音で練習するだけの素人には近寄りがたい機材だな！


ちなみに、是永様と綿貫様は同じ年に生まれていると判明した。かつて是永様が「REBECCA」だったころ、綿貫様はそのファンであったと聞いた。てなことで、当然ながらお約束の記念撮影である。ギターは二人羽織風にマクノートを持ってもらった。豪華だな〜〜〜！！！


最後の試奏は、いつもの通り「GAKUYA」新作のサウンドチェックである。2w仕様の「GAKUYA SUPREME」を是永様にチェックしてもらったのだが、私が感じていた通り、この筐体とスピーカーでは荷が重すぎたようである。やはり1wの「GAKUYA 1号」がベストなチョイスであろうと結論した。



猛暑日の午後はこうやってつつがなく進行し、3人それぞれが満足感に満ちあふれていた。しかし、時は残酷である。楽しいひとときにも終わりはやってくる。やがて17時になり、日米集会は終了の時を迎えた。最後に妻がキャメラマンとなって3人で記念撮影だ。


数日後には、綿貫様は生活拠点のシカゴへ帰られる。そして2〜3年後にはまた日本へ来られることになるだろう。次回来日の際には是永邸で爆音試奏会を開く約束をして本日はお開きとした。

綿貫様！貢ぎ物の数々はとてもうれしく受け取りました！ありがとうございました！何か面白いものを見つけましたら、逆貢ぎ物としてシカゴへお送りいたしますので、今しばらくお待ちくださいませ！



本日の結論
ビンテージワイヤがうれしいとの感覚は一般人にはわかってもらえないだろうな〜！

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