六弦的名前入
2006年04月14日 名前入りはなかなか無いよね・・・。


普通のギターに見えるが・・・

「その可能性が無い」

新しい彗星を発見すると、自分で名前をつけられる権利が有ると言う。いくら暇があるとはいえ、毎夜、夜空を見上げて新彗星を探すほどの根性は私に備わっていない。iPodには名前を彫ってくれるサービスがあるようだ。婚約指輪にも名前を入れてもらえる・・・他にもオーダーシャツとか、様々な名前入れサービスがあるが。たいていはオーダー品に入れられるサービスだ。さて、問題はギターである。なかなかネーム入れサービスは無い。だが、上の画像を良〜く見ていただきたい。お分かりだろうか?この画像からは分かんないよね!それでは下にアップの画像を見せよう。

このギターは、本来ブランド名が入れられているか所には「tanabe.tv」が、メーカー名の部分には「TANABE」がアバロン・インレイで入れられているのだ。つまりこの世に1本だけのオリジナル・オーダーギターである!わっはっは!それがようやく届いたのである!



いつ発注したのだろうか・・・長いながい待ちの日々であった。「もういつになってもいいや・・・ふう・・・」と思い始めた昨日突然「ギターが届きましたよ!」と連絡があった。本日ようやく引き取りに行って私の手元に渡されたのである!

実はこのギターの実態は「BugsGear DR-50 TWTL」なのだ。メーカーの社長に頼んで名前入りでカスタム製作してもらったのである! 「tanabe.tv」とヘッドに入れたところなんざあ、「お笑い系ギター」などと新ジャンル開拓を狙う私らしい選択である。



「BugsGear DR-50 TWTL」なので単板スプルーストップ、単板ローズウッドのサイド・バックであり、豪華なアバロン・パーフリングやインレイも施され、某社のD-45と同じ材の構成である。音に関してはまったく問題は無い。素晴らしい鈴鳴りサウンドである。あくまでもヘッドに私の名前を入れただけのカスタムオーダーなのだ。で、届いてみてからようやく気付く事があった。名前が入っていなければ、いずれ私の手元から離れて行く可能性もあるが、ここまでしつこく名前が入っているとその可能性が無い。私がじっくりと一生持ち続けるべきギターになるのである!



私の残存生命が20年だと仮定すれば、ようやくこのギターの音が枯れ始めた頃に私はいなくなってしまう事になる。残念だが、せいぜい頑張ってそれまで弾くのを楽しむ事にしよう!まずは牛骨製ブリッジを象牙で造り直して取り替える事にしようか。作業時間はいくらでもあるのだ!



本日の結論
名前入りのヘッドを観ると気恥ずかしい・・・。

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