2004年05月18日 いい加減な返信！
この幻を追い続け28年目。
「予想もしないメール攻撃」 2002年冬、11月22日に悪夢は始まった。押し寄せる「嘘」と「反故」の嵐！巻き込まれた倉庫 番の苦悩。自ら招いた災いであると後悔の日々が続いた。やがて状況の裏側が見え始めた時、倉庫 番は戦い抜く意志を持ち始めたのだった・・・。これは、平成不況から脱しようともがく日本経済の逆風の中、果 敢に謎に立ち向かっていった男の、足掛け3年を経過し、今も続くドラマの今日である！
♪〜〜〜風の中のす〜ばる〜〜〜〜〜〜♪
私家版
2004年4月頭に突然、出品者の携帯電話が不通になった。本人は「電池の調子が悪くなったので交換している途中」と言い訳してきた。だが、その後も携帯電話は復活することなく日々は過ぎていった。自宅に電話しても呼び出し音は鳴っているようだが相手が出ることは無かった。さらに、メールでの連絡も途絶えた。
4月12日、ショップに電話をかけた。確認の為、店長と話す。
「倉庫です！最近、●●は来てますか？携帯が通じなくなって、
メールも来ないし連絡が取れなくなったんですよ！」
「このごろ●●さんはよく来られてますよ！明日も来られるはずです」
「それじゃあ今度来たら、とっとと私に連絡しろと伝えて下さい！」「分かりました！言っておきます！」
よく来られているという表現は何を意味するのだろうか？出品者は再び金策に励みはじめたと言う意味か？携帯電話が使えなくなったのは、料金を支払わなくなったためではないのか？今更だが、そのわずかな携帯電話利用料金も貯えはじめたのではないか？
2日後、出品者からメールが届いた。
2004年4月14日
「こんにちは 全て 好転しまして 今までの いい加減な 返信を 深く お詫びします
ほんとに もう少しで 解決できます ここまで 信じて 頂 感謝しています」
店長は約束を果たしてくれたようだ。メールには殊勝なセリフが並んでいた・・・。いい加減な返信であったと認めていた。だがいったい、何が好転していると言うのか？出品者は大きな勘違いをしている。倉庫 番は信じているから待っているのではなかった。信じていないからこそ待ち続けているのだ。信じていないからこそ、とことん追い詰めて行く気になったのだ。倉庫 番はまだまだ先は長いと思っていた。追求する日々はこのままいつまで続くのか・・・。
再び2週間連絡が途絶えた。4月28日、攻撃メールを送りつけた。ゴールデン・ウイークに突入。倉庫 番が旅先から自宅に帰ってくると出品者のメールが届いていた。
2004年5月01日
「おはようございます 落ち着きが出まして 連休明けまでに 発送できそうです
申し訳ありません 本当に できますので ●●」
全く一年前のセリフと同じだ。発送できるはずが無い。しばらく無視することにした。これを出品者は「早く金策せよ！」との無言の圧力と感じるか・・・。さらに2週間が過ぎた。やはり携帯電話も繋がらなければ、自宅の電話にも反応が無かった。次に与えるべき圧力は何か？まだやっていなかった攻撃パターンはないのか？
その時、倉庫 番は妙手を思い付いた！人は誰しも自分のオロカナ過去を曝されるのは辛いものだ。出品者の過去の『はずかしい嘘』を全部本人の前に曝すのはどうだろうか？それをやってみよう！今まで出品者が1年半に渡り送ってきたメールは膨大な量になる。これをまとめて一気に全部リターンしてみるのだ！相手の受信簿に同じタイトルのメールが一瞬にしてズラリと並ぶことになる。突然膨大な量の自分自身が書いたメールが送り返されてくれば・・・。心理状態を揺さぶるには面白い手だ！金もかからない。10分もあれば作業は済んでしまうだろう。倉庫 番はその作業に突入した！
2004年5月16日
「こんばんは 何とか お金の 準備 出来ました 連絡遅れまして すみません
引き取り 発送しましたら メールします 数日で 完了します」
やはり狙った通り、翌日になって出品者に反応が出た！ 予想もしない激しいメール攻撃で、出品者は倉庫 番の動きに危機感を持ったのだろうか。その文面はあまりにも結論を急いだものだった。そもそも『お金の準備ができました』とはフザケタ言いぐさだ。1年半前に金は渡してある。あの金の行方はどうなったのだ？「発送する」や「発送した」の言葉はすでにこの相手では意味を失っているのだ・・・。
久しぶりに出品者の携帯電話にかけてみた。本当に電池の調子が悪かっただけなのか？そして聞こえてきたのは・・・。
「この電話番号は現在使われておりません・・・」
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＊このストーリーは、現実をモチーフにしたフィクションであり、
登場した個人名、団体名、地名、商品名等は架空のモノです。
ひょっとして実在するかも知れませんが・・・！（なんだよそれ？）
本日の結論
メールが2週間に1通のペースになっている・・・。------------------------------
「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。
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