六弦的魔力鎖

2004年01月19日 電話が掛かる意味は!


この幻を追い続け28年目。

「嘘の連鎖

「D-45事件」は再び延長戦の雰囲気を醸し出してきた!それはストーリーの崩壊なのか?

2002年冬、11月22日に悪夢は始まった。押し寄せる「嘘」と「反故」の嵐!巻き込まれた倉庫 番の苦悩。自ら招いた災いであると後悔の日々が続いた。やがて状況の裏側が見え始めた時、倉庫 番は戦い抜く意志を持ち始めたのだった・・・。これは、足掛け3年を経過し平成不況に喘ぐ日本経済の逆風の中、果敢に謎に立ち向かっていった男の今も続くドラマの今日の姿である!

♪〜〜〜風の中のす〜ばる〜〜〜(もうしばらく続きそうだね!)〜〜〜♪


私家版

プロジェクト
HEX(ヘックス)
「D-45を追え!完結編」

2004年になり出品者は融資審査の経過報告を始めた。メールの内容は無駄に長く「饒舌」だった。その中には倉庫番が必要としない情報がいくつも並べてあった。又しても嘘を重ねる為の工作を始めたのか・・・。そして1月11日朝、2004年2度目のメールが届いた。

「おはようございます。東京●菱のカードが手元に着ました。現在、本審査していますので使えるようになるまで3〜4日かかるとの連絡ありましたが、他に借り入れがほとんどありませんのでOKにはなります。只、よく知らなかったのですが安全の為、数社同時期に申し込みしましたら、申し込みブラック(想像) になったようで、カード関係は東京●菱以外はイ●ンのみがOKでした。いま少しで解決できます」

ユーザーにカードを渡した後で銀行が本審査すると言うのも変な話だ。倉庫 番には理解できない説明だった・・・。申し込みブラックとはなんだろうか?同時にいくつものローン審査を受けるとブラックリストに乗るとでも言うのか?理解できない・・・。その中で2つだけがOKしたようだが、申し込みブラックなどというものはなく、単に現状の出品者の生活状況では審査に合格できなかっただけだと倉庫 番は感じた。さらに、現在審査中にもかかわらず、何故「OKになる」と言い切れるのだろうか?とも感じた。

もうひとつ倉庫 番が気になったのは「他に借り入れがほとんどありませんので」の一行だった。ほとんど無いと言うのは「いくらかはある」という事実の裏返しの表現だ。その「いくらかはある」借り入れはいったいどこが融資しているのだろうか?何故、実績がある融資先に追加融資を申し込めなかったのか?疑問はいくつも浮かび上がり、そのまま残リ続けた・・・。

1月16日夕方、倉庫 番は仕事場で取引先の担当者と新年の挨拶を交わしていた。彼もまたギター好きだった。レストア好きの二人の世間話はおのずとギター談義が中心となる。そして奇遇にもその担当者もまた、例の出品者と取り引きした経験があると話し始めたのだった。語られた取引状況はやはりひどいものだった。

「私は買ってもらった方なんですが、あの人はいつまでも支払いをしないんですよ!あんまり対応がおかしいのでキャンセルしようとしたら、一日あたりに送金できる金額が制限されているとか、何だかんだと変な言い訳して来て、ワケが分かりませんでした。最終的には支払ってもらったんですが・・・精神的におかしいですよねあの人!」

何処でも同じようなものだったのか・・・。
その夜、 新年会で倉庫番は帰宅が遅くなった。深夜にチェックすると出品者からメールが届いていた。

「こんばんは。先ほどご自宅に電話しましたが、お留守のようでした。何とかめどが立ちましたので連絡しました。いかなる方法をとっても何とかしますので、先ほど店長とも連絡しまして、店長も心配していましたので何とか来週は発送します」

又しても今さら何を言っているのだ?と思える内容だった。さらに「店長も心配していましたので」とは笑わせた。倉庫 番にとっては店長は第三者である。心配しようが何しようが関係ない話だ。余計な意味の無い情報の羅列。

そして、倉庫 番はメールを読んでいる最中に、妻から声をかけられた。

「さっき電話があったわよ!来週水曜日にもう一度電話をするって・・・。すみませんって謝ってたけど、あのギターの人?」


何を考えているのだ?倉庫 番は出品者の考えている事が理解できなくなった。今までに何度か出品者から電話をもらった事があるが、その電話で何も解決した事は無かった。いつも伝えられるのは毎回「嘘」の情報だけだった。信用できない情報につのる不快感。

「こうなったら手持ちでそちらまで届けます!」
「2日後に確実に発送します!」
「あと5万円で完了します!」

そんないい加減な電話の内容の連続に、かつて出品者には「二度と自宅には電話をするな!声を聞きたくない!」と伝えたはずだった。だが、又しても電話が掛かって来た・・・。出品者は倉庫 番の伝えた意味を理解できないのだろうか?そして、出品者が電話を掛けてくる意味はなんだろうか?声を聞かせる事で、倉庫 番が安心するとでも思っているのだろうか?

それとも様子探りの電話なのか?倉庫 番の声を聞く事で「反撃の傾向」を知ろうとしているのか?つまり、出品者自身が安心したいだけなのではないか?もっと勘ぐれば「嫌がらせ」とさえ感じさせる行為だった・・・。

昨年末、出品者に対し「融資話は今回も時間稼ぎの嘘である!」と倉庫 番が看破した時、「今回は100%確実です」と言い張っていた出品者だった。だがその発言に反してやはりスケジュールがズルズルと延び始めていた。本当であれば、昨年末に融資が完了し発送完了しているはずだった。さらにそれが遅れたと言訳があり、1月5日にはローンカードを受け取ると連絡があった。そしてそのカードを受け取ったと11日に連絡があり、3日〜4日で使えるようになると連絡があった。そうなればどんなに遅くても先週末には解決していなければならないスケジュールだった。嘘の連鎖。

出品者は、どのような感覚で「嘘」をつき続けているのか?それとも長年「嘘」をつきすぎて自分の発言にある「矛盾」や「つじつま合わせ」の「嘘」の崩壊に気付いていないのだろうか?自分の発言を毎回他人が信じるとでも思っているのだろうか?狼少年はやがて狼に殺される運命なのだが・・・。

間もなく14か月目も終わろうとしていた・・・。















*このストーリーは、現実をモチーフにしたフィクションであり、
 登場した個人名、団体名、地名、商品名等は架空のモノです。
 ひょっとして実在するかも知れませんが・・・!(なんだよそれ?)


本日の結論
今週は何をやらかしてくれるのか・・・楽しみだ!

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