4月27日(金)
夜、群馬県片品村へ行くために大慌てで支度した。
直前まで行くのを迷っていたのだった。
・・・と言うのも、何しろ自由気ままな生活をさせているので
ラッキーを長いことかごにいれて車に乗せるのを迷っていたからだ。
23時過ぎラッキーを鳥かごに閉じ込め、白布で覆い常に声をかけながら駐車場まで行った。
助手席に座り、かごを膝に乗せ白布を取ったらラッキーはパニックで暴れ飛び。
長い爪を引っ掛けそうで心配だった。声をかけ続けやっと落ち着かせ出発した。
ラッキーは全てのものが珍しそうにキョロキョロしていたがそのうち進行方向を向いたまま
じっと外を見ている。高速に乗ったら対向車のライトもまぶしくなく、とってもお利口さん。
「心配するほどのことは無かったね」って会話しながらも片品は山道カーブの連続。油断は禁物。
途中のサービスエリアでもう一組のご夫婦山田さんと合流。
少し遅れて着いた私たちを待っていてくださった。
それからは我が車を先頭に一路片品村へ。時間はすでに0時半近く。
いつもの沼田インターで下りて山道に入った。
夜中のため車はほとんどいない。
一山越えるため上り下りのヘアピンカーブの連続。進行方向が見えないのだ。
そのたびに「スピード落として〜〜」って叫ぶ私。だってラッキーがいるんだもん。
シートベルトと足の踏ん張りでカーブの遠心力に耐えるのだが、ラッキーは??
なんと正面をじっと向いたまま身体を左右に傾けてカーブに対応しているのだ。
「ラッキー〜あんた凄いね〜〜」って思わず声をかけた。
前回連れてったときは1才なりたてだったので落ち着かずかごの中に手を入れて
手のひらに乗せていたのだった。
それがさすが4才だわ。とっても大人になっていた。
やっとお友達のログハウスに着き、お疲れさま〜ってラッキーを放した。
夜中だというのにラッキーは車で緊張していたにもかかわらず元気いっぱい。
さすが宵っ張り鳥は強い。鍛えられている。
3時半頃寝たが又かごに入れられたラッキーはどうしたのか知らない。
朝起きたらラッキーはすでに出して貰っていて自由に飛んでいた。
山田夫妻にも懐き可愛がって貰っている。
鳥を飼った経験がある奥様は手乗りの魅力に参っているみたい。
しばらくしてラッキーが警戒音を出した。
外を見たらベランダに東京から連れてこられた犬がいた。
ラッキーが犬を見るのは初めてなのだ。すっかりビビっている。(笑)
かごに入れベランダに出し、近くで犬を見せたらまたまた暴れ飛び。
しばらくしてやっと落ち着いた。
ゆったりとした時間の中、翌日またラッキーが警戒音を出している。
本を読んでいた私はラッキーを肩に乗せてベランダを見たら
ログハウスのご主人笠松さんがホースでお花に水やりをしている。
ホースから水が出てるのを見るのも初めてなのだ。
初めて見て体験するものは全て私に教えにやってきたのだった。
外出時はかごに入れて犬とお留守番させていたけどきっと何度か警戒音を出していたんだろうな〜
もう一つ体験したことがあった。肩に乗ったまま二階に行ったときの事。
しばらく遊んでから吹き抜けを飛んだのだ。ちょっとビビりながらも旋回している。
マンション住まいなので高い位置から飛び降りる経験をしたことが無かった。
楽しい数日も終わり予定を1日早めて夜遅く山田夫妻と一緒に帰ることにした。
連休中も仕事の娘が目覚まし止めたまま・・・って気になったからだ。(結局大丈夫だったけど)
帰りは手のひらに乗せて・・・って思っていたのに雨が降り出したため慌て手荷物を積んだ
だんなはすぐ後ろの席に鳥かごを置くスペースを作ってくれていない。
結局私の膝に乗せる羽目になった。帰りもラッキーはカーブやブレーキに身体を合わせ、
全く休めないまま家まで耐えたのだった。
さすがに疲れたらしくすぐにつぼ巣に入って寝た。
ラッキー〜お疲れさま〜〜
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